元G大阪MFの社長「Jクラブ経営に興味ある」 嵜本晋輔 バリュエンス ガンバ大阪 GAMBAOSAKA
ブランド品の買い取りや販売事業を手がける「バリュエンス」(本社・東京都港区)を国内大手へと成長させた同氏は、戦力外通告を受けたG大阪のスポンサーを務めて今季で5年目になる。【取材・構成=横田和幸】現在のバリュエンスに社名変更して丸1年。売上高379億円の企業に成長させた嵜本氏は2月20日、富士ゼロックス・スーパー杯を埼玉スタジアムで観戦し、G大阪は2-3で昨季王者の川崎フロンターレに惜敗した。
当時の思いは、19年に出版した初の著書「戦力外Jリーガー 経営で勝ちにいく」(KADOKAWA)で有名になったが、自分を見極められなかった時に「戦力外通告を受けたことが、人生で最もよかった」と記している。「前向きな撤退」を悟り、04年に現役を引退した。 「(日本の社会では)どうしても守りに入り、ミスすることを極端に恐れる。それをマネジメントする上司が挑戦させない企業がかなり多い。ミスしたとしても、そこから得られることの方が多い。僕自身の経営も前へ前へ、仕掛けていく。当てずっぽで打ち続けるのではなく、仲間と連係しながら、とにかく前へ、推し進めていく経営をしていきたい」「チャレンジし続けてシュートを打つ。ボールを後ろに戻してばかりするサッカーよりかは、失敗してもいいから前へ前へ、挑戦してボールを運んでいるサッカーが見たい。見ていてわくわくするし、それに挑戦したことが称賛されるような文化になってほしい。消極的なサッカーは、ファンも望んでいないと思います」
「今の人生のテーマは、アスリートの持続可能な未来をつくる。アスリートが一時もてはやされたとしても、現役であるうちに、どういう準備をする必要があるのか、何を身に付け、何を集める必要があるのか。スポーツ界に、その可能な未来をつくっていく、お手伝いをしていきたいです」 ◆嵜本晋輔(さきもと・しんすけ)1982年(昭57)4月14日、大阪・八尾市生まれ。関大第一高から01年G大阪入り、03年退団。04年佐川急便大阪(JFL)で現役引退。父の経営するリユース店で修業し、07年にブランド買取専門店「なんぼや」を関西でオープン。08年に3兄弟で洋菓子店「パティスリーブラザーズ」を展開し話題に。11年に独立し、ブランド品のリユースに特化したSOU創業、18年3月東証マザーズ株式上場。20年3月バリュエンスホールディングスに社名変更。179センチ、66キロ。家族は夫人と3歳の長男。嵜本氏と会うのは今回の取材で約20年ぶりだった。現役当時は、万博公園内にあった旧クラブハウスの敷地内の駐車場で何度か取材させてもらった。今回、改めて具体的に聞きたかったのは、自身の著書でも記した「最も尊敬する経営者は父です」という部分だった。
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