ヤマハ発動機販売は16日、561ccのオートマチックスポーツ(スポーツスクーター)『TMAX560 TECH MAX ABS』、『TMAX560 ABS』の2025年モデルを2月28日に発売すると発表した。
2025年モデルの改良は、ECU変更等による環境性能向上、クリアなサウンドをもたらす吸気系とリニアな駆動力を生み出す排気系の仕様変更、滑らかな操作性に貢献する新クラッチセッティング、BC(ブレーキコントロール)の採用、6軸「IMU」を活用したバンク角対応ABS、新デザインフロントマスク、スマートフォン用専用アプリ「YAMAHA Motorcycle Connect(Y-Connect)」対応、など多岐にわたる。上級モデルの「TMAX560 TECH MAX ABS」には、新たにヘアライン仕上げの切削ホイール、「TPMS(タイヤ空気圧監視システム)」、温まりやすくなった新グリップウォーマーなどを採用。クルーズコントロールシステム、電動調整式スクリーン、メインシートヒーター、調整機能付きリアサスペンション、ハンドルスイッチバックライト、ワンプッシュスタート等の装備は継続する。
カラーリングは、「TMAX560 TECH MAX ABS」が、深みのあるレッドフレークが力強さを主張する「マットダークレディッシュグレー」と、TMAXの進化を象徴する無機質でモダンな印象の「グレー」の2色。「TMAX560 ABS」は、メタリックとマットのブラックの組み合わせにブルーのホイールを採用し、テクニカルでスポーティなキャラクターを表現した「マットブラック」となる。サウンドについては、「加速感と巡航時の静粛性」というTMAXの特徴を強調するチューニングを施した。吸気ファンネルは、長さ・剛性・穴径・位置等を吟味した新作を織り込んだ。高速道路での合流や追い越し、アクセルをワイドオープンした際の低周波成分を低減。こもり音の少ないサウンドを楽しめる。
さらにリニアな駆動特性を強調するため排気の流れをスムーズ化。排気ポートとエキゾーストパイプの接合部は、『YZF-R1/R6』の製造工程で実績のある「TIG溶接」とし、マフラー内表面を滑らかに仕上げた。これによりアクセル操作に対するリニアな特性に貢献する。 シームレスな発進加速特性をさらに洗練させるため湿式遠心多板クラッチの仕様を変更。ウエイトは2022年モデルの12個から10個に変更し、クラッチスプリングも最適化。全開発進でのシームレスさと、極低速~10km/h程度でクラッチオン/オフが続く状況でのスムーズな特性をもたらす。 BCは前輪速度、後輪速度、6軸IMUからの各情報を「HU(ハイドロユニット/ABSユニット含む)」に集約し演算、ABS作動時の前輪・後輪のブレーキ圧力に反映。バンク角に応じてブレーキ制御を行う。「OFF」選択も可能で、「OFF」状態では車両のバンク角との連動がない通常のABS機能だけが働く。コネクティビティでは「Y-Connect」アプリに対応。二輪ナビアプリ「Garmin Motorize」をインストールし車両とペアリングすることで、TFTメーター内でナビゲーション機能を利用することができる。また、スポーツモード(S)とツーリングモード(T)の特色をより鮮明化したD-MODE(走行モード切替システム)設定、ESS(エマージェンシーストップシグナル)の搭載、TFTディスプレイのデザイン変更なども行った。
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