マセラティのSUV「グレカーレ」に、日本市場のみの特別なモデル「エッセンツァ」が追加された。グレカーレの魅力を凝縮した魅力的なプライスの一台に、『GQ JAPAN』ライフスタイルエディターのイナガキが迫る。
マセラティ唯一のSUVであるグレカーレに、エッセンツァと呼ぶ新グレードが追加された。 エッセンツァのポイントは1000万円以下の価格を実現した点だ。通常のグレカーレが¥10,650,00に対しエッセンツァは¥9,900,000だ。 昨今の円安傾向を鑑みれば、アンダー1000万円の実現は大変な苦労があったはずだ。この記事の原稿を書いている11月23日時点で€1は¥181(編集部調べ)。欧州市場では€80,000台だから、日本円に換算すると1400万円台スタート! そうした中にあって、¥9,900,000の価格を実現したのはインポーターの努力の賜物だ。もっとも、2022年5月の日本でのオーダー受付開始時は¥8,620,000〜からのスターティングプライスだったから、それと比べるとずいぶん高くなったなぁと思わなくもない。 が、当時は€1が¥136。今と約¥45も差があったのだ。ということは、300万円近くプライスアップするのが妥当だろう。 にもかかわらず、導入当時のエントリーモデルの価格から¥1,280,000アップに抑えたのは立派だ。円相場の推移を、調べれば調べるほど¥9,900,000の設定はスゴい! ユーロに換算したら約€54,000。この値段で買えるSUVを調べると、新型メルセデス・ベンツ「GLC」などだからマセラティより、ブランド力で比べるとやや下のモデルとなる。 現在の円安が、日本の輸入車マーケットにもたらすインパクトは大。このままユーロ円相場が¥190台、いや¥200を越えたらどうなるのか……。もっとも世帯年収がアップすれば、円安に対する考え方、捉え方も変わるだろうから現政権の動向を注視したい。 閑話休題。グレカーレ・エッセンツァは、価格ばかりに目がいきがちだけれども、リーズナブルなプライスを実現したとはいえ、安っぽさは皆無。ボディカラーやオプションの選択肢を減らすことで、¥9,900,000としたのだ。 エクステリアは、グレカーレらしい複雑な面構成がクオリティの高さを物語る。全長4.
8m級のサイズを感じさせないのもポイント。全幅こそ1.9mオーバーだが、押し出しは控えめ。品良くまとめられているのがグレカーレらしくていい。ドアハンドルも内蔵式とすることで、全体的にすっきりとしている。 そうしたなかにあっても、たとえばCピラーの「トライデント」エンブレムなどによってマセラティらしさを主張する。 リヤまわりも、左右2本出し、計4本のマフラーが勇ましい。足まわりは、ハイパフォーマンスモデルの「トロフェオ」と比べると穏やかなアルミホイールデザインだが、精緻な印象は損なわれていない。 いずれにしても、パッと見た限りでは¥10,650,000のグレカーレと差がわからない。ただ、実際購入するとなると気になるのはボディカラーだ。 ¥9,900,000は “ビアンコ”と呼ぶホワイトのみしか選べない。試乗車含む白系以外のボディカラーを選ぶとなるとプラス¥210,000。しかも“グリージョ ラバ”/“ビアンコ アストロ”/“ネロテンペスタ”の3色しかない。 自分好みの1台に仕立てたという向きには、やや寂しいだろう。購入時は、価格のみならずほかのグレードとも比較するのがベターだ。 ▲次ページ:「価格以上に価値あるプレミアムSUV」 【マセラティ関連記事】 文と編集・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)
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