企業の歴史を調査・おまとめする新サービス「カンパニーヒストリー」を3月12日より提供開始 ~話さなければ消えてしまう「思い」と「記憶」~
戸籍謄本や会社沿革など、基本的な情報をいただいた後、家系図や年表を見ながらお話をお聞きします。友人や子や孫に話すように、思い出を語っていただきます。近現代史の知識を背景にしながら、その歴史を編んできた個人個人に寄り添ってお聞きします。実のお子さん、お孫さんが聞きとりした際には断片的なエピソードだったものは、私たちの聞き取りと整理・文章化の力で、わかりやすい物語に組み立てられることになります。経営者の高齢化が進む中、後継者の不在によって愛され続けてきた会社ですら廃業を余儀なくされています。また、予想できない理由から突然の事業承継となることも考えられるでしょう。経営者は事業承継のための備えをする必要があるのです。
事業承継で引き継ぐものは「人」「資産」「知的資産」の三つの要素があります。その中で当社が最も重要な課題と考えているのは「知的資産」であり、その中でも経営者の思いや経営理念、企業文化や経験の歴史など、財務諸表に載らない部分にあります。その会社の文化や歴史を「見える化」し魅力を十分に引き継ぐ必要があると考えています。人的資本経営とは、企業で働く人を資本ととらえ、社員自らが積極的に企業活動に参画することで本人の成長につなげ、企業価値を最大限に引き出すという意味があります。そのような社員の意欲に働きかける活動と言えます。 様々な施策が講じられていますが、まず自社の歴史と文化を知り、その上で独自の施策を考えるのが重要と考えています。社長や経営者の立場にいる者こそ、社員の立場になり「自分はなぜこの仕事をしているのか」の背景を伝えていく必要があるのです。他社と横並びでない人的資本経営のために、まずはカンパニーヒストリーをお試しください。