中東3カ国を歴訪中の岸田文雄首相は18日、湾岸諸国のグリーントランスフォーメーション(GX)推進や産業多角化に向けた動きを支援することで、日本企業のビジネス機会の拡大や対日投資の呼び込みにつなげたいと語った。訪問先のカタールで記者会見した。
16日からサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタールの3カ国を訪問している岸田首相は、各国と脱炭素技術の実用化と普及に向けた連携強化で合意。今後、日本も協力し、中東3カ国を脱炭素エネルギーや重要鉱物を輸出する「グローバルグリーンエネルギーのハブ(拠点)に変えていく」と語った。 日本は原油の約40%をサウジアラビアから、約35%をUAEから輸入する。また、カタールからは天然ガス(LNG)の4%の供給を受けており、3カ国との連携は日本のエネルギー戦略上、重要な位置付けにあたる。一方で、3カ国ともに石油、ガス輸出に国家収入の半分以上を依存する経済の現状から脱却し、脱炭素エネルギーの輸出国への転換を進めており、両者の利害関係が一致した。 岸田首相はロシアによるウクライナ侵略の影響で不安定な状況が続いている「国際石油市場は先行きが不透明」とした上で、安定化に向けて石油やガス開発に対する「過度な資金不足を避ける」必要があると指摘。脱炭素への取り組みを評価して資金を投入するトランジションファイナスなどの形で「投資資金の大量供給が必要」とも述べた。 今回の訪問では、岸田政権としては初めて100社以上の日本企業や政府関係機関のトップからなる経済ミッションが同行した。岸田首相は、湾岸諸国の首脳や市場幹部と直接対話をし、トップ同士が関与した官民連携への取り組みへの礎を作ったと強調。政府間だけでなく、両国企業間で50本以上の覚書が交わされたと成果をアピールした。サウジアラビア-ムハンマド皇太子兼首相と会談し、脱炭素などの分野での協力強化で一致。医療・ヘルスケアや太陽光発電の整備などの分野での連携を進める。岸田首相は半導体や電池などの分野で対日投資を拡大したいと表明。ムハンマド皇太子は日本への投資を重視する考えを」を発出した。岸田首相は、宇宙関連を含むあらゆる分野で協力関係を強化したいと述べ、ムハンマド大統領からも2国間関係への強いコミットメントが表明された また、会見で自民党の役員人事や内閣改造の時期について問われた岸田首相は、「今の時点では何も決めていない」と述べるにとどめた。「先送りできない課題に正面から取り組み、答えを出していくのが基本姿勢」として、この方針に照らして適切な人事の時期や内容について判断していく考えだと語った。.
16日からサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタールの3カ国を訪問している岸田首相は、各国と脱炭素技術の実用化と普及に向けた連携強化で合意。今後、日本も協力し、中東3カ国を脱炭素エネルギーや重要鉱物を輸出する「グローバルグリーンエネルギーのハブ(拠点)に変えていく」と語った。 日本は原油の約40%をサウジアラビアから、約35%をUAEから輸入する。また、カタールからは天然ガス(LNG)の4%の供給を受けており、3カ国との連携は日本のエネルギー戦略上、重要な位置付けにあたる。一方で、3カ国ともに石油、ガス輸出に国家収入の半分以上を依存する経済の現状から脱却し、脱炭素エネルギーの輸出国への転換を進めており、両者の利害関係が一致した。 岸田首相はロシアによるウクライナ侵略の影響で不安定な状況が続いている「国際石油市場は先行きが不透明」とした上で、安定化に向けて石油やガス開発に対する「過度な資金不足を避ける」必要があると指摘。脱炭素への取り組みを評価して資金を投入するトランジションファイナスなどの形で「投資資金の大量供給が必要」とも述べた。 今回の訪問では、岸田政権としては初めて100社以上の日本企業や政府関係機関のトップからなる経済ミッションが同行した。岸田首相は、湾岸諸国の首脳や市場幹部と直接対話をし、トップ同士が関与した官民連携への取り組みへの礎を作ったと強調。政府間だけでなく、両国企業間で50本以上の覚書が交わされたと成果をアピールした。サウジアラビア-ムハンマド皇太子兼首相と会談し、脱炭素などの分野での協力強化で一致。医療・ヘルスケアや太陽光発電の整備などの分野での連携を進める。岸田首相は半導体や電池などの分野で対日投資を拡大したいと表明。ムハンマド皇太子は日本への投資を重視する考えを」を発出した。岸田首相は、宇宙関連を含むあらゆる分野で協力関係を強化したいと述べ、ムハンマド大統領からも2国間関係への強いコミットメントが表明された また、会見で自民党の役員人事や内閣改造の時期について問われた岸田首相は、「今の時点では何も決めていない」と述べるにとどめた。「先送りできない課題に正面から取り組み、答えを出していくのが基本姿勢」として、この方針に照らして適切な人事の時期や内容について判断していく考えだと語った。
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