中村雅俊の人生潤わせた歌手デビュー「下駄はいてジーパン履いて全て自前」 芸能ニュース 中村雅俊 ふれあい
デビュー48年目で初めてフルオーケストラと共演する全国4都市ツアー「ビルボード・クラシックス 中村雅俊 Symphonic Live 2021 ~Before DAWN~」に挑むことが発表されている歌手で俳優の中村雅俊(2021年6月撮影)
歌手で俳優の中村雅俊(70)が、デビュー48年目で初めて全編フルオーケストラと共演する全国4都市ツアー「ビルボードクラシックス 中村雅俊 Symphonic Live 2021」に挑む。8月28日の兵庫・西宮からスタートし、名古屋、熊本、東京で「ふれあい」「俺たちの旅」「恋人も濡れる街角」などのヒット曲を壮大な演奏をバックに熱唱する。新たな挑戦への意気込み、今までの足跡について聞いてみた。1974年(昭49)4月、慶大卒業と同時に日本テレビ系「われら青春!」でラグビー部顧問の新米教師・沖田俊役で主演デビュー。同年7月に主題歌の「ふれあい」で歌手デビューして120万枚超の大ヒット。“歌う青春スター”中村雅俊が誕生した。
「日本テレビの青春シリーズの先生役は俺が5代目。それまで知らなかったんだけど、先生役の俳優は必ず歌を出すって決まっていたんです。音楽はいずみたくさんで、プロデューサーは『太陽にほえろ!』も手掛けていた日本テレビの岡田普吉さん。4月からドラマが始まって、しばらくしたら岡田さんが『じゃあ、雅俊。レコード出そうか』って。『え、なんで?』みたいな感じだったんですけど、先生役がレコード出すのは決定事項だった。だから、俺の前の主役だった村野武範さんや竜雷太さんもレコードを出していました」「曲のレコーディングをして、その内容に合わせて1話分作ったんです。与えられた曲が「ふれあい」。とにかく、レコードを出すなんて夢みたいな話じゃないですか。それで、すごくうれしくてね。コロムビアレコードだったんですけど、あの頃は同じような若手の役者がたくさんいて、それぞれレコード出していたんです。だから、あまり期待されていなかったんじゃないかな。見るとわかるんですけど、レコードジャケットがドラマのスチール写真なんですよ。撮影風景をスチールマンが撮った写真が、ジャケットになっているんですよ」「大学の時にバンドとかじゃなく