ワクチンの特許権一時放棄、EU首脳が議論へ
【ブリュッセル=竹内康雄】欧州連合(EU)は7日から始まる首脳会議で、新型コロナウイルスのワクチン供給拡大に向けて、特許権を一時的に放棄する考え方を支持するかどうかを討議する。バイデン米政権が前向きな姿勢を示したのを受けたためで、特許権を持つ製薬会社が本拠地を置く国・地域での議論が本格化する。
EUは7~8日、ポルトガルのポルトで首脳会議を開く。フォンデアライエン欧州委員長は6日の講演で、ワクチンの供給増という目的の達成に向けて「バイデン米大統領の提案を議論する用意がある」と語り、27カ国の首脳間で話し合う考えを表明した。 フランスのマクロン大統領は6日、「完全に賛成する」との考えを示した。ロイター通信によると、ドイツ政府の報道官はワクチン供給拡大に伴う問題点は、生産技術や品質管理にあり、特許権にはないとして反対する考えを示した。首脳会議で結論が出るかどうかは見通せない。【関連記事】
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ワクチン特許の一時放棄、独が反対 EU首脳が議論へ(写真=ロイター)【ブリュッセル=竹内康雄、ベルリン=石川潤】欧州連合(EU)は7日から始まる首脳会議で、新型コロナウイルスのワクチン供給拡大に向けて、特許権を一時的に放棄する考え方を支持するかどうかを討議する。バイデン米政権が前向きな姿勢を示したためだが、ドイツのメルケル政権は反対する構えだ。特許権を持つ製薬会社が本拠地を置く国・地域での議論が本格化する。EUは7~8日、ポルトガルのポルトで首脳会議を開く。フ
続きを読む »