ラグビー 日本代表 、W杯へ新ジャージー披露 ファン提供リサイクル繊維 姫野和樹「ファンの思い肌で感じる」 スポーツ sports ニュース
国のラグビーファンから提供された衣類を再利用しており、まさにチームスローガンでもある「Our Team(アワ・チーム)」を地で行く形となった。試合では7月15日のオールブラックス・フィフティーン戦(熊本)がお披露目となる。
選手とファンが一体となった新ジャージーが、お披露目された。伝統の赤と白のストライプをベースに「兜」がモチーフのデザインは、前回W杯を継承。そこに衣類を提供したラグビーファンの魂が加わった。発表会に出席したFW姫野和樹(28)=トヨタ=は「ファンの思いを肌で感じられることはすごく心強い。歴史あるジャージーを新たな高みに持っていくことが、僕らの責任」と熱っぽく語った。 リサイクル繊維でつくられた初めての代表ジャージー。昨年7月、過去6大会W杯に携わってきた「カンタベリー」が募集し、1266枚のポリエステルウェアが集まった。持続可能な物づくりを目指す同社は、ウェアを再利用してジャージーを製造。強度の面で技術的な困難もあったが、開発総責任者の石塚正行氏は「情熱でつくり上げた。私の知っている範囲では(他に)ない」と胸を張った。
機能性もアップした。リーグワン選手計84人の全身を3Dスキャンで計測。選手が実際に着用して、出た意見を基につくり直すなど“選手の肌”に合うものになった。FW用は通気性が19年から162%向上するなど改善。テスト着用にも協力したロックのワーナー・ディアンズ(21)=BL東京=は「前のジャージーより軽い。すごくいい感じ」とうなずいた。 胸部にフランスの国花であるユリもデザインされた新ジャージーで挑む最初の試合は、7月15日のオールブラックス・フィフティーン戦。国内5連戦を経て、勝負の地に乗り込む。SO李承信(22)=神戸=は「日本中のファンの思いが詰まったジャージーを着て、新しい歴史の一歩を歩めるように、チームを勝利を導けるように頑張る」と決意。日本の思いを身にまとい、桜の戦士が新たな偉業に挑む。(大谷 翔太)
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