旭川大雪ボーイズが札幌手稲ボーイズに7―1で勝ち、通算6勝1分けで9年連続11度目の優勝を決めた。札幌豊平ボーイズもとかち道東を下し6勝1分けで並んだが、得失点差で上回った旭川大雪がタイトルを獲得。
両チームは全国大会の切符を懸けた 北海道 選手権(15日開幕、札幌麻生など)のシード権を得た。
旭川大雪が“勝利の方程式”で答えを出した。1回に先行を許したが、その裏、1番・水口叶夢(3年)が中前打、2番・高本浬(3年)が野選で出塁し、すかさず重盗を決めて無死二、三塁。3番・加藤大知(3年)が右中間を割る三塁打で2人をかえし、アッという間に逆転した。 1、2、3回の得点は全て1番か2番がチャンスメークし、中軸でかえす必勝パターン。序盤の大量点でタイトルを引き寄せた。相手投手の直球は平均120キロ前後。4打数2安打4打点と存分に仕事を果たした加藤大は「マシンで130キロの球を打っていたから、球はしっかり見えていた」と笑顔で肩の荷を下ろした。 それでも、優勝の行方は最後の最後まで分からなかった。直接対決では引き分け、首位で並んでいた札幌豊平もとかち道東に勝って勝負は得失点差に。旭川大雪が2点上回って際どくもV9に到達した。左腕・後藤優弥(3年)、右腕・北浦出雲(3年)の力投。二塁で好プレーを見せた柴田悠叶(3年)らの堅守も、岐路を分ける要因となった。
いずれも初球打ちの2安打と2盗塁で積極的に攻撃をリードした主将の水口は「全国で勝つために練習しているので、常に接戦を想定し、小さいことでも手を抜かないことを意識している」という。今春に続く全国大会の切符が懸かる北海道選手権へ、慢心はない。加藤大は「まだ反省点もある。練習から試合の場面を意識して取り組んでいきたい」と気を引き締めた。(石井 睦)
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