東日本新人王ウエルター級決勝に進んだ金子佳樹(金子)が25日、都内のジムで取材に応じた。福永啄巳(青木)との決戦に向け「いつも通り、調整は順調です」と笑顔を見せた。前日の24日にプロ野球のドラフト会
議が行われ、東京・東海大菅生高野球部の1年後輩である川口冬弥投手(徳島インディゴソックス)がソフトバンクから育成ドラフト6位で指名された。「自分がかなえられなかった夢をかなえた。夢は自分で切り開けるんだな」と大きな刺激を受けた。
金子は小2から野球を始め、東海大菅生高2年時にチームはセンバツ出場。3年夏は西東京大会決勝で敗れている。関東学院大まで外野手としてプレー。就職したが、1年余りで退職し、22年4月からボクシングを始めた。自身がかなえられなかったプロ野球選手になる夢をプロ入りとしては決して若くない25歳でかなえた川口。23歳からボクシングを始めた自らを重ね合わせ「今の夢はボクシングで勝ち続けること」と道を切り開くつもりだ。 金子の祖父・繁治(しげじ)さんは「魅惑のハードパンチャー」の異名を取り、22歳だった1953年12月にフェザー級(57・1キロ以下)王者ラリー・バターン(フィリピン)をKOで破り、戦後初の東洋(現・東洋太平洋)王者となった。55、56年には国内の最優秀選手賞を受賞した名選手だった。1950年の第8回大会にフェザー級(57・1キロ以下)で出場し、東日本新人王にも輝いている。小さい頃からかわいがってくれた祖父に続き、「自分も取りたい。目の前の試合に集中する」と孫の佳樹。
金子ジムの創設者である繁治さん、2代目の伯父・健太郎会長、父でマネジャー兼トレーナーの賢司氏とボクシング一家で育った。デビューから4戦連続KO勝利と最高のスタートを切ったが、プレッシャーがかかる。「それはわかっていた。力に変えたい」と11月3日、全力で東日本新人王を取りにいく。
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