フードロスをロケット技術で削減 CO2も減らせる真空の不思議 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

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フードロスをロケットの技術で削減 CO2も減らせる真空の不思議

この真空容器には、地球上で実現可能な最大真空率である99.5パーセントを保つことができる特殊な逆止弁が使われています。1ミリリットルずつ何度も取り出しても99.5パーセントの超高真空が保たれるという画期的なものです。これはNASAのアポロ計画で油圧機器の劣化防止装置の開発を担当した経歴を持つハジー技研代表でありインターホールディングス名誉会長でもある萩原忠氏の発明によるもの。萩原氏はキッコーマンの「しぼりたて生しょうゆ」の容器の発明者としても知られています。

「この技術は世界を変える」と確信したインターホールディングスのCEO成井五久実氏は萩原氏のもとへ通い詰めて説得を重ねました。そして萩原氏は成井氏の「まったく新しいビジネスモデルで世界中に広めるビジョン」に共感し、真空特許技術の権利譲渡を決めました。この技術をサプライチェーン全体に組み込んで、フードロスとCO2削減を同時に実現するということです。今回のベジブロスの量り売りは、まさに使い捨てプラスティック容器(CO2)とフードロスを同時に削減できる取り組みと言えます。 ハジー技研では、量り売り用の液体真空容器のほかにも、お米や豆類なども保存できる家庭用の真空パックなどさまざまな製品を開発しています。新米なら半年間、水分量が失われず鮮度が維持され、オリーブオイルなら10カ月間酸化しない高い性能を誇るこの超高真空保存容器は、

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