「このロボットドライバーが活躍するのは、重大な自然災害や極限環境下における自動車の性能を調べるときだ」 →フォード社、車の安全認定試験にロボットドライバーを導入
急速に自動化へと移行する中、求められるものも変わりつつある。大手自動車メーカーにとって、その要望に応えることは責務だ。運転技術の自動化にはいい面があるものの、車好きからは安全性が懸念されている。車好きにとっても最大限安全な車を作る。大手メーカーは、そんな革新的で画期的な方法を模索しているのだ。
流行の先端を行くデザインと、文句のない性能やスペック。フォードは確かに指折りの大手メーカーだ。そんなフォードが最近、自動車の安全試験にロボットドライバーを導入した。これは、試験運転自体が単に人間から機械へと置き換わるということではない。フォードが見据えているのは一歩先の未来だ。このロボットドライバーが活躍するのは、重大な自然災害や極限環境下における自動車の性能を調べるときだ。これらの試験が想定するのは生命が危険にさらされる環境のため、人間を運転手として乗車させることはできない。ロボットドライバーは、社員の体を傷つけることなく車の耐久性を確認できる手段なのだ。 シェルビーとマイルズと名づけられたロボットは、ドイツのケルンにあるフォードの全天候対応型の試験施設で使われている。-40°C~80°C(-40°F~176°F)までの幅広い気温と高山レベルの標高でも活動でき、さまざまな運転スタイルもプログラム可能だ。こうして、車の技術安全対策はまた一歩前進したといえるだろう。
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