WBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(志成)とIBF世界同級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)との王座統一戦が行われ、マルティネスが井岡に判定勝ち。デビューからの連勝を17に伸ばし、
2団体統一王者となった。初回から手数に勝ったマルティネスが涙の王座統一だ。速射砲のように連打を繰り出し、強烈な右フック、左アッパーで井岡の足を止めた。「日本での試合だから、全てのラウンドでポイントを取らないといけないと思った。接近した試合なら負けるから。4か月半から5か月、練習してきてスタミナには自信があった。最初は様子を見ようと思ったが、井岡が初回からボディーを打って来て、かなり食らった。私は戦いのプランを修正した」とマルティネスは積極的に手を出すようにしたという。
「2人の偉大なチャンピオンが戦争のような試合をした。描いた通りの試合になった」。ともにダウンは奪えず、試合は判定へ。120―108、117―111、116―112の3―0でマルティネスに勝者のコールが上がると、新統一王者は右肩にIBF、左肩にWBAのベルトをかけ、目頭を押さえた。前日計量では、サッカーのリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)のユニホームを着用。アルゼンチンの英雄にあやかって登場したマルティネスが母国に2本のベルトをもたらした。亡き父と母国で応援する母の名を両腕のタトゥーに刻み「3人で戦った」マルティネス。今回のファイトマネーで、夢だった「母に家をプレゼント」することに近づいたという。
「うれしくてたまらない。井岡は本当に王者の中の王者、生きたチャンピオンだった。父、母、娘、全ての人に感謝する」とマルティネス。次戦については「新しいタイトルを探す」と話し、WBO王者・田中恒成(畑中)、WBC王者ジェシー・ロドリゲス(米国/帝拳)との新たな統一戦の「可能性がある」と明言した。井岡との再戦について聞かれると「もちろん、彼がリベンジを臨むなら考えてもいい。全ては支払い(ファイトマネー)の条件次第」と答えていた。
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