暗号資産(仮想通貨)ビットコインは、米連邦準備制度理事会(FRB)のハト派的なコメントを受けたさまざまな資産の上昇に乗り遅れた。米大統領選挙の共和党候補で仮想通貨支持を表明しているドナルド・トランプ氏の勝算が揺らいでいることが背景にあるとみられる。
トランプ氏が米国を「地球上の仮想通貨の首都、ビットコイン超大国 」にすると公約した後、ビットコインはトランプ氏の勝利確率の代替指標のようになっている。 民主党候補になる見込みのハリス副大統領は若者、黒人、ヒスパニック系の有権者の熱狂に押され激戦7州でトランプ氏のリードを一掃した。ハリス氏は現在、オンライン予想サイトのプレディクトイットでも勝利確率がトランプ氏を上回っている。ハリス陣営はデジタル資産に対するスタンスをまだ明らかにしていない。
ニュースレター「クリプト・イズ・マクロ・ナウ(Crypto Is Macro Now)」の筆者、ノエル・アチェソン氏は、ハリス氏の「登り坂の運気」がデジタル資産価格を「抑制している政治的要因」だと指摘した。アルカのトレーディング責任者、 ビットコインの動揺は、11月の米大統領選でトランプ前大統領の勝利の可能性が高まったと思われた先月にスポットライトを独占したいわゆるトランプトレードについて、市場が広く再考している兆候だ。
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