Vixenの防振双眼鏡「ATERA II ED H16×50WP」は、大口径のEDレンズとスタビライザーを搭載した倍率16倍の双眼鏡だ。面白いのは、この製品がコンサートや観劇に頻繁に行く方々をターゲットに作られているということ。
Vixen(ビクセン)の防振双眼鏡「ATERA II ED H16×50WP」は、大口径のEDレンズとスタビライザーを搭載した倍率16倍の双眼鏡だ。面白いのは、この製品がコンサートや観劇に頻繁に行く方々をターゲットに作られているということ。そもそも、Vixenの防振双眼鏡のシリーズである「ATERAシリーズ」は、最初からコンサートや観劇向けとして開発されたシリーズなのだ。
Vixen「ATERA II ED H16×50WP」は倍率16倍、最短合焦距離は約12mの双眼鏡。防振制御方式は2軸ジンバル制御方式で、単四形乾電池2本で約16時間駆動する。重量は840g(電池、ストラップ別) ビクセン(埼玉県所沢市)のデザインマーケティング部・坂口直史さんは「私達も防振双眼鏡の歴史を完全に理解しているというわけではないのですが、感覚的には防振双眼鏡は昔から強いメーカーがあって、そこが高性能の防振双眼鏡を多く出していたイメージがあります。ただ、本当に良く見える高性能な双眼鏡に強力な防振機能を搭載していて、発売当初はかなり重かったんです。電池もリチウム電池を使ったりで、一番軽いモデルでも600gくらいあったように記憶しています。16倍以上の高倍率の製品も出されていたんですが、それは1kg以上あったと思います。でも、その重い防振双眼鏡を実際にコンサートなどに持ち込んだ女性がいたようなんです」と話す。これが「ATERAシリーズ」の開発のきっかけだった。
「コンサートなどに双眼鏡を持っていく女性の比率が高いことに私達は気がついていましたから、軽い防振双眼鏡を作ったら、その需要はあるだろうという想像がつきました。従来の防振双眼鏡は、例えば船の上などの揺れる現場で使われるといった、プロ用の製品が中心でした。それを女性でも持てるコンサート向けとして出すわけですから、最初はとにかく軽さにこだわりました。それで最初に出したのは422gの防振双眼鏡だったんです」と坂口さん。実際、現行製品である10倍の防振双眼鏡「ATERA II H10×21」は358g。スタビライザーを搭載する分、どうしても重くなることを考えると、10倍でこの軽さは魅力的だ。ただ、軽い防振双眼鏡にニーズがあるとなると、当然、他社も同じようなコンセプトの製品を出してくる。
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