見当違いなアクションかもなぁ……、そう思いながらもウクライナ料理の店に出かけることにした─ →パリで味わうウクライナ料理。「キエフ風チキン」を食べて思ったこと
とはいえ、グーグルマップでは「ロシア料理」とジャンル分けされている。「そうだよなぁ……」とやるせなさを覚えた。ウクライナのことは、恥ずかしながら何も知らない。最近、報道などで地図はやたら目にするので、その位置だけは把握していた。ともかく、まずウクライナの人が働いているであろう店で、ごはんを食べようと思った。
パリの9区にある店に出かけてみると、正午を回り、街路に面したテラス席には陽が当たっていた。この道は、車の往来がとても少ない。というのも、1ブロック隣で数年前にガス爆発が起こり、いまだ工事中でずっと通行止めになっているためで、そこから続く道にもほとんど車が入ってこないのだ。 春の気配はそこかしこにあれど、気温は10度。どうしようかと迷い、店内に足を入れると、客は1組でひっそりとしていた。少し寒かったけれど、外のほうがランチタイムの賑わいが楽しそうだ。結局、テラスに座ることにした。「寒かったら、暖房つけますよ」サービスを担当しているらしい男性が、親切に応じてくれた。座ってみると、思いのほか暖かかった。ショートコートを脱いでも、マフラーをしていれば寒さは感じられない。
さっそくメニューに目を走らせた。どこにも「ウクライナ料理」、あるいは「ロシア料理」とも書かれていない。けれど、前菜のいちばん上に記されているのは「salade Pouchkine」(Pouchkine=プーシキンは19世紀のロシアの詩人)で、続く項目には「blinis」(ロシアやウクライナで食されるパンケーキおよびクレープ)、スープにはボルシチがあるし、メインには餃子が、ウクライナ風とロシア風合わせて11種類もあって、それらのラインナップを見れば、この店がウクライナおよびロシア料理の店であることは一目瞭然だった。
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