パラ出場の安室さん、母校の盲学校で講演 点字以外も学び、留学生との交流など「挑戦」語る 沖縄 - 琉球新報デジタル
パリ・パラリンピックで6位となったゴールボール女子の日本代表メンバー、安室早姫さん(31)が11月28日、母校の県立沖縄盲学校で講演した。幼稚部から高等部の後輩など約60人を前に、今につながる在学中の経験やゴールボールとの出合いを紹介し、「いろいろなことに挑戦して目標を見つけて。がむしゃらに頑張って」とエールを送った。
安室さんは八重瀬町出身で、1999年に沖縄盲学校小学部に入学し、中学部卒業までの9年間を過ごした。ゴールボールは中学部卒業後に進んだ東京にある筑波大学付属視覚特別支援学校高等部で始めた。明治大を卒業後は東京で暮らし、今回5年ぶりに沖縄に帰郷した。 在学中は点字だけでなく、カタカナや漢字などを書く練習にも取り組んだ。日記を全てカタカナで書いていた時期もあったという。文字が書けるようになり、クレジットカードの数字やホテルの部屋番号など、浮き出た文字を触って読めるようになった。「書類に名前や日付を書くときにも役に立つ」と話した。盲学校では留学生との交流を始め、外国籍の人と話す機会もあった。元々英語が苦手だったが、興味を持つきっかけになった。現在も海外の遠征先で自らコミュニケーションを取り、海外の友達をつくるという。「いろいろなことに挑戦すると世界が広がる。小さいことに挑戦することで、大人になっても新しいことにチャレンジできる」とエールを送った。
初めての公式戦の際、強豪校のエースにゴールを許した。「絶対に止めてやると思ったのに取れず、試合が終わってしまった。すごく悔しくて、全てのボールを止められるようになりたいと思った」とのめり込んだきっかけを振り返った。 ゴールボール体験の時間もあり、児童生徒は安室さんから守備の姿勢を教わり、ショートゲームに挑戦した。小学部6年の平田璃人さんは「楽しかった。ゴールボールを始めたくなった」と話した。高等部2年の安里琉唯さんは「チャレンジする心の強さを見習いたい」と感心した様子だった。
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