ロシアがウクライナへの侵攻を開始してからちょうど1年となった2月24日、世界はこの日を、さまざまなイベントとともに迎えた。多くの場所で徹夜の…… → バンクシーが戦禍の街に描く壁画が「切手」になる意味とその背景 #ForbesJAPAN
ロシアがウクライナへの侵攻を開始してからちょうど1年となった2月24日、世界はこの日を、さまざまなイベントとともに迎えた。多くの場所で徹夜の祈りが捧げられ、エッフェル塔はウクライナの国旗の色にライトアップされ、ジョー・バイデン米大統領はこの日を前に、ウクライナの首都キーウを電撃訪問した。
だが、それらのなかでもこれほど風刺的で、本当に勇気をくれるような「イベント」となったものは、他になかったのではないだろうか──。それは、ウクライナ郵便が正体不明のストリートアーティスト、バンクシーの壁画の写真を図柄にした切手を発行したことだ。ロシア軍の爆撃によって破壊されたボロジャンカの街の一画に描き出されている。ロシアの現職大統領が柔道家で黒帯を持つ人であることは、広く知られたことだ。 切手の図柄には、バンクシーの著作権マークが入っている。これが示すのは、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とその率いる政権とバンクシーの協力関係が、この切手の発行にとどまるものではないだろうということだ。また、もう1つこの切手の発行に欠かせない要素だったのは、実際には英ブリストル生まれのロビン・カニンガムだとされている切れ者のバンクシーが、これまで一貫して、容赦ない皮肉でいっぱいのグラフィティ(落書き)を描いてきた人だということだ。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
バンクシーが戦禍の街に描く壁画が「切手」になる意味とその背景 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)ロシアがウクライナへの侵攻を開始してからちょうど1年となった2月24日、世界はこの日を、さまざまなイベントとともに迎えた。多くの場所で徹夜の祈りが捧げられ、エッフェル塔はウクライナの国旗の色にライトアップされ、ジョー・バイデン米大統領はこの...
続きを読む »
中国アリババが苦戦、Eコマースもクラウドも減速鮮明 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)中国のEコマース大手Alibaba(アリババ)の株価は、中国政府が昨年末にゼロコロナ政策を緩和し、当局が傘下のAnt Group(アントグループ)の資金調達計画を承認したことを受け、1月末には122香港ドルの高値を記録していた。しかし、その...
続きを読む »
労働力の使い捨てに抗う中国Z世代の「寝そべり」運動 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)二大経済大国である米国と中国の労働者はうんざりしている。米国における「大量退職時代」「静かな退職(クワイエット・クイッティング)」「acting your wage(賃金に見合った振る舞い)」「rage applying(怒りの応募)」など...
続きを読む »
イケアのトイレブラシの名前に。スウェーデン湖水地方の反撃 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)「日本人は毎日、着物を着ている。刀を持ち歩いている。全員、空手の使い手である」「ブラジル人はみんなサッカーがめちゃめちゃ上手い」「アメリカ人はいつもジョークを言い続ける陽気なキャラクターの人ばかりである」こうした、広範に流布している誤ったイ...
続きを読む »
ロシアの情報戦、質より量優先で今やスパムレベルに | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)ロシアがウクライナに侵攻して1年が過ぎ、Meta(メタ)はロシアの国営メディアなどによる偽情報拡散の試みを防ぐことに繰り返し成功し、同社が運営するFacebook(フェイスブック)やInstagram(インスタグラム)ではロシアの影響力が徐...
続きを読む »
ツイッターの「守り人」公共政策チームの人員が大幅に減少 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)昨年秋にイーロン・マスクがTwitter(ツイッター )の実権を握って以来、同社は密かに公共政策チームの人員を削減し、中間選挙を偽情報や妨害から守るために重要な人物や、人権保護を担う人物を解雇した。その中には、元米国自由人権協会(ACLU)...
続きを読む »