【エルサレム=共同】イスラム組織ハマスは6日、米国など4カ国が提案したパレスチナ自治区ガザの休戦案に返答したと表明した。ロイター通信によると、ハマスは拘束中の人質解放とイスラエル軍のガザ完全撤退を含む枠組みを提案した。ハマス壊滅を目指すイスラエルは戦闘終結に応じない構えで、休戦は見通せない情勢だ。7日で戦闘開始から4カ月。中東歴訪中のブリンケン米国務長官はイスラエルを訪れ、返答内容を協議する。
戦闘終結で合意した上で第2段階に移行。ハマスは残る男性人質を解放し、軍はガザから完全撤退する。第3段階で遺体交換などに進む流れという。
米国とイスラエル、仲介役のカタール、エジプトの情報機関トップらが1月下旬、パリで休戦案を協議し、ハマスに提案していた。提案は6週間の戦闘休止と引き換えにハマス拘束下の人質を解放し、イスラエルも拘束するパレスチナ人を釈放する内容だとされる。返答を受け、ブリンケン氏は6日、休戦合意は「可能で不可欠だと信じる」と述べた一方「やるべきことは、まだ多い」とも語った。カタールのムハンマド首相はハマスの返答を、複数の意見付きだが前向きだったと評価した。軍のハガリ報道官は6日、人質31人の死亡を確認したと明らかにした。残りの人質は遺体を含め136人だとされる。
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