慰安婦問題は吉田清治という自称・山口県労務報国会下関支部動員部長の、朝鮮半島で女性を「奴隷狩り」して慰安婦にしたという虚偽証言を朝日新聞が拡散し、日本と日本人の...
慰安婦問題は吉田清治という自称・山口県労務報国会下関支部動員部長の、朝鮮半島で女性を「奴隷狩り」して慰安婦にしたという虚偽証言を朝日新聞が拡散し、日本と日本人の名誉を著しく貶めた。朝日新聞が2014年10月、誤報を認めて記事を取り消しても、米国などでは「性奴隷」説は根強く残っている。
そうした間違った見方を正したのは米ハーバード大学のジョン・マーク・ラムザイヤー教授だ。宣教師だった父親の仕事の関係で18歳まで日本に在住し、日本語も堪能な同教授は法学者の観点から、政治問題となっていた慰安婦問題について、雇用契約に焦点を当てて論証した。 シンクタンク国家基本問題研究所の「日本研究賞」を受賞したラムザイヤー教授に話を聞くと、論文が産経新聞に紹介されると撤回を求めるメールが殺到した。それでも、教授は「彼女たちは強制的に連行されたのでもなく、性奴隷でもなかった。それが慰安婦問題の真実であり、その真実を追究するのが学者の仕事です」と淡々と語った。 ラムザイヤー教授は、日本国内でも、日本統治下の朝鮮でも同じ方法で慰安婦募集が行われ、戦地に赴く女性の年季奉公契約に類似した契約は通常(国内6年、朝鮮3年)よりも短い2年であるなど、厳格であったことを多様なデータを分析してまとめた。ラムザイヤー教授の真摯(しんし)な研究姿勢にも関わらず、左派が主流の米歴史研究学者らは論文の削除を要求するなど、正面から受け止めようとはしなかった。メールの中には殺人予告もあった。かつて宮崎県高千穂町に住んでいたとき、住民の方からもらった宮沢賢治の『雨ニモマケズ』が書かれた版画を大事に持っているそうだ。日本国内では、朝日新聞が誤報を認めたことで慰安婦問題をめぐる空気は変わってきたが、ラムザイヤー教授への攻撃をみると、米国などでは変わっていないことを実感する。
産経新聞で14年4月から慰安婦問題などを特集した「歴史戦」を連載した。慰安婦問題を追及する勢力の中には、日米同盟関係に亀裂を生じさせようとの明確な狙いがあることが見て取れた。もはや慰安婦問題は歴史をめぐる見解の相違ではなく、「戦い」となっているため、タイトルを「歴史戦」と名付けた。
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