トランプ氏宅から「極秘文書」押収 FBI 公開目録から判明 米連邦捜査局(FBI)が、「極秘」を含む機密文書を押収していたことが、公開された押収品の目録から分かった。外部に流出すれば国益を著しく損ねる可能性がある文書に分類されるという。
【ワシントン=大内清】米連邦捜査局(FBI)が8日に南部フロリダ州にあるトランプ前大統領の邸宅に対して行った家宅捜索で、「極秘」を含む機密文書11件を押収していたことが12日、司法省の申し立てで公開された押収品の目録から分かった。どのような機密が記されているかは不明だが、外部に流出すれば国益を著しく損ねる可能性がある文書に分類されるという。米紙ワシントン・ポストは11日、捜索対象には核兵器関連の文書が含まれると報じていた。
家宅捜索で執行された令状も12日に公開され、防諜活動に関する法律や、公文書の損壊や持ち去りを禁じた法律など3件の違反容疑で捜索が行われたことが判明。押収物には「極秘」などに分類された機密文書のほか、「フランス大統領の情報」に関する記録や、トランプ氏の盟友である政治コンサルタントへの恩赦についての記録、写真バインダー、手書きのノートなども含まれていた。 トランプ氏は2021年1月の退任時、国立公文書館に収めるべき公文書少なくとも15箱分をホワイトハウスからフロリダ州の邸宅に運搬。今年1月には大部分の返却に応じたものの、同館の調査などでその後、一部の機密文書が同氏の手元にあることが判明した。米メディアによると、FBIは今年春以降、複数回にわたりトランプ氏側と接触し、文書の管理状況などについて事情を聴いていた。
トランプ氏は12日、声明を出し、押収された文書は「全て機密指定が解除されたもの」だと主張。「司法省から要請があればすぐに返却することができた」として、強制捜査は不当だと訴えた。トランプ氏については在任中、公文書をしばしば破り捨てたりトイレに流したりしていたなどと報じられている。
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