スマートフォン利用と旅行消費に関する調査(2024年)結果をまとめた記事です。調査では、スマートフォンアプリの利用状況、SNSのトレンド、eスポーツへの関心、AIサービスの利用状況、無人サービスへの利用意向などを調べました。
スマートフォン の利用と旅行消費に関する調査(2024)」を実施しました(2013年に調査開始、今回で9回目)。 スマートフォン でよく使う機能として、電話は昨年度の4位から9位へと大きく順位を落とし、変わって「地図アプリ」が初めて電話を上回り、4位となりました。コミュニケーションの主流となっているメッセージ・チャットアプリも利用率は8割を超えていますが、やや減少傾向となり、落ち着きをみせています(図1)。 また、情報検索の方法でも、検索エンジンでのキーワード検索が81.7%で最も高いものの、地図アプリや動画投稿サイトの割合も4割を超えました。Chat GPTなどの生成AIによる検索も、全体では9.7%、29歳以下の男性では、17.5%と存在感をみせています。情報収集手段の勢力図が大きく変わりつつあることが感じられます(図2)。 2.
利用するSNSの上位は「LINE」、「YouTube」、「X」、「Instagram」で前年と変わらずも、「LINE」は20代女性と30代男性で減少傾向。「TikTok」と「Ameba」の利用が伸びる。 スマートフォンで利用する主なSNSや動画投稿サービスとしては、「LINE」、「YouTube」、「X」、「Instagram」が上位で、昨年と変わらない結果でした。しかしながら、「LINE」は、やや減少傾向となり、特に20代女性と30代男性で減少しました。一方、「TikTok」と「Ameba」は前年度より5ポイント以上の増加がみられます。また、今年度から調査に加えた「BeReal.」は、全体では1.7%でしたが、29歳以下の男女ではそれぞれ5.8%、8.7%が利用しており、初期の「TikTok」と同様の傾向となりました。若い世代から、今後、幅広い世代へと広がりをみせるのか、動向が注目されます(表1)。 eスポーツの経験や関心について見てみると、昨年度の調査結果と比較して「知らない」と回答した割合が全体で41.8%から30.0%に減少しており、全体的なeスポーツの認知度の向上が見受けられます(図4)。また、性年代別にみると、29歳以下と30代の男性で高い傾向がみられ、eスポーツをプレイしたり観戦したりした経験がある人の割合は、全体では16.7%でしたが、29歳以下の男性では49.5%、30代男性では29.1%となりました(図5)。次に、様々な分野で利用が進むAIサービスの利用について聞きました。利用経験あり(合算)は、昨年度の43.2%から5.8ポイント上昇し、49.0%と、半数近くとなりました。また、「通訳・翻訳サービス」や「チャットGPT」の利用が増加傾向となりました(図13)。 旅行関連のAIサービスを利用した人が、どのように感じたかを聞いた質問では、「人より気軽に質問できる」が引き続き1位となっています。また、「自分では思いつかないところを提案してくれる」が大きく上昇したことが印象的です。それだけ、AIの精度が上がってきたということかもしれません(図14)。 次に、AIには限らず、無人のサービスについての利用意向を聞きました。その結果、「自動会計」、「タブレットなどによる注文」、「観光施設への入場の自由化」、「入国審査の自動化」など、手続き関係が上位となりました(図15)。AIを含む、「無人サービス」の利用意向は、39歳以下と40歳以上で、大きな差があることがわかりました。サービスを提供する上では、ターゲットをどのように定めるかが、より重要となるのではないでしょうか。コロナ禍でのオフラインからオンラインへの移行、巣ごもり需要の拡大によりYouTubeなどでの動画・ライブ配信視聴が増加したと考えられます。その中で、消費者とeスポーツの関係性が強まったということは、本調査の結果からも推察できます。一方で、eスポーツへの参加意向は昨年度より減少していることからも、コロナ禍で増加したライト層が少しずつ「eスポーツ離れ」を起こしている可能性も考えられます。今後、ライト層のeスポーツ離れを防ぐ(=eスポーツとの関係性を深めていく)ためには、動画投稿者やプロゲーマーなど「人」を起点として観戦・プレイを始めた人々に対して、いかにeスポーツやゲーム自体の興味・関心を持ってもらうかがポイントになってくるのではないでしょうか。
スマートフォン 旅行 SNS Eスポーツ AI 無人サービス
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
私を認識してくださっているなんて! ゆりやんレトリィバァが明かす、細野晴臣の魅力と運命的な出会いゆりやんレトリィバァ●1990年、奈良県生まれ。バラエティ番組をはじめ、ドラマやCM、声優、広告出演と幅広く活躍。2024年、主演を務めるNETFLIXドラマ『極悪女王』が全世界配信中。J-WAVE「...
続きを読む »
【未来データレポート 2024年12月版】2024-2025年末年始は最大9連休︎!2024年 年末年始の旅行予定が2023年比120%超え【未来データレポート 2024年12月版】2024-2025年末年始は最大9連休︎!2024年 年末年始の旅行予定が2023年比120%超え 株式会社TimeTreeのプレスリリース
続きを読む »
奥智哉主演「十角館の殺人」“年末年始”本編ノーカットで地上波初放送決定 (2024年11月21日)【モデルプレス=2024/11/21】俳優の奥智哉が主演を務め、3月からHuluで独占配信されているオジリナルドラマ「十角館の殺人」(全5話)が、2024年~2025年の年末年始に本編ノーカットで日本...
続きを読む »
103万円の壁が無くなったら? アルバイトする大学生の72.1%が「もっと働きたい」マイナビは、現在アルバイトをしている10~70代の男女を対象に「アルバイト就業者調査(2024年)」を実施した。アルバイト就業者全体の31.5%が就業調整をしていることが分かった。
続きを読む »
U-NEXT、2024年人気作品ランキングを発表:「ミステリと言う勿れ」や「不適切にもほどがある!」が上位株式会社U-NEXTは2024年12月6日、2024年 U-NEXT人気作品ランキングを発表。映画やドラマ、アニメ等、34万本以上の作品が提供されており、「ミステリと言う勿れ」や「不適切にもほどがある!」などが上位にランクインしました。
続きを読む »
2024年、減量に成功した人がもっとも食べていた人気市販食品は?「あすけんダイエット大賞2024」全9部門を発表!2024年、減量に成功した人がもっとも食べていた人気市販食品は?「あすけんダイエット大賞2024」全9部門を発表! 株式会社askenのプレスリリース
続きを読む »