スポーツクライミングの第一線で活躍してきた札幌市出身の杉本怜(33)が、2月1~2日のボルダージャパンカップ(東京)で競技人生の“集大成”に挑む。札幌西高から早大先進理工学部に進み、プロクライマーと
なった異色の道産子アスリート。2018年にボルダーW杯第6戦ベイル大会(米国)で優勝するなど、日本をリードしてきたベテランが、進退をかける決意を明かした。国際大会派遣の選考が懸かるジャパンカップに、杉本は重大な決意で臨む。「W杯を目指すのは最後になる。2025年シーズンを決める大会。ジャパンカップで日本代表に生き残り、W杯に出場するのが目標です」。競技人生の集大成と位置づけ、選考条件の「上位」という結果が出なければ第一線を退く考えを固めた。
手稲東小3年時に、北大獣医学部の教授を務めた父・千尋さんに連れられてスポーツクライミングを始めた。手稲東中から進学校の札幌西に進むとボルダーに集中。2年でW杯に出場する力を身につけた。早大では応用物理学を学びながら、13年のミュンヘン大会でW杯初優勝。17年には代表キャプテンも務め、18年はベイル大会でも優勝するなど、第一人者として日本をけん引してきた。 五輪代表には惜しくも届かなかったが、衰えぬ闘志で“壁”と向き合い、競技を追求。「クライミングに100%打ち込めたし、後悔はない」と自分の選んだ道のゴールを見据える。ジャパンカップの出場予定選手で最年長の33歳。異色の道産子クライマーは、燃え尽きる覚悟で挑む。〇…杉本は将来的にスポーツイベントをプロデュースする仕事を目指している。「お祭りの要素を取り入れたり、様々な形で大会を運営してみたい」と目下勉強中だ。同時に故郷・北海道の競技発展にも思いを巡らす。「上を目指すなら早いうちに外の世界を見て、自分の位置を確認すること。そのために行動を起こしてほしい」と提言した。
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