スウェーデンは7日、北大西洋条約機構(NATO)に正式に加盟した。スウェーデンは2022年のロシアによるウクライナ全面侵攻開始を受け長年の中立政策を転換。昨年に加盟したフィンランドに次いで、32カ国目のNATOメンバー国となった。
写真は3月7日、ワシントンの米国務省で共同記者会見を行うスウェーデンのクリステション首相とブリンケン米国務長官(2024年 ロイター/Amanda Andrade-Rhoades)
- ワシントンを訪問しているスウェーデンのクリステション首相は、米政府にNATO加盟に関する最終文書を提出。「きょうは歴史的な日だ。スウェーデンはNATOの一員になった。地理的、文化的、そして価値観の上で、最も近い国々とともに自由を守っていく」とし、「スウェーデンはこれまでよりも安全な国になった。われわれにはNATOという後ろ盾がある」と述べた。 米国のバイデン大統領は声明で、スウェーデンが加盟したことでNATOは「これまで以上に結束し、力強くなった」と言及。スウェーデンとフィンランドの加盟は「2つの極めて有能な軍隊」がNATOに加わったことを意味すると述べた。 スウェーデンはバルト海の状況に対応する最新鋭の潜水艦のほか、自国製のグリペン戦闘機などを保有。NATOのストルテンベルグ事務総長は声明で「スウェーデンの加盟でNATOが一段と強固になると同時に、スウェーデンとNATO全体がより安全になる」とした。
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