プロ野球「5試合増プラン」の攻防で、日本プロ野球選手会側が日本野球機構(NPB)や12球団経営者に言い放った「単純に増やすのは反対」という声明の裏には、2つの…
プロ野球「5試合増プラン」の攻防で、日本プロ野球選手会側が日本野球機構(NPB)や12球団経営者に言い放った「単純に増やすのは反対」という声明の裏には、2つの〝驚愕(きょうがく)要求〟がある。NPBと選手会の事務折衝が18日に東京都内で行われ、レギュラーシーズンを現状の143試合から、2026年以降に148試合にすることについて本格協議を開始した。経営者側とすれば、20~22年に新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、無観客試合や試合数減(20年は各球団120試合、クライマックスシリーズ=セは中止、パは4試合制で実施)によって大幅減収となり、球団経営を圧迫した。試合数を増やすことで損失補塡(ほてん)するのが目的だ。
一方で選手会の森忠仁事務局長は「球界全体が潤うために価値、意義のあるものなら、全然やらないという話ではない」と試合数増には肯定的な姿勢を示したが、こう付け加えた。「単純に増やすのは反対。『ファンも喜ぶ見せ方の違うものを考えませんか?』という話をさせていただいた」一つはエクスパンション(球団拡張)による14球団制だ。プロ野球が現行の12球団による体制となった1958年以降、運営母体の交代や球団の入れ替わりはあったが、今季まで67年間も維持している。この間、大リーグはエクスパンションを繰り返して現状は30球団、近未来の32球団制も視野に入る。仮にセ・パ各7球団となれば、シーズンの通期で必ず1試合はセ・パ交流戦が組まれる。今季は2軍のウエスタン・リーグに「くふうハヤテベンチャーズ静岡」、イースタン・リーグに「オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」が参加したが、1軍にも新規参入の企業を求める。球団数が増えれば必然的に各球団の試合数も増え、球界の裾野が広がる。選手たちには選択肢も広がる。もう一点はセ・パ交流戦の抜本的な見直しである。2005年から始まった交流戦は当初の36試合から
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