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──今回のラボレーションはどのように生まれたのでしょう?
:私が山崎さんの店に食事にお邪魔したのがきっかけで、色々と話をするようになりました。私はフランス料理を学び、2年前に海外から日本にやってきたイギリス人。山崎さんは日本料理を学んだ日本人で、これから海外に出たいと思っている。そんな逆方向のベクトルを持っている者同士がお互いのアイデアを交換する機会になればと思ったのがきっかけです。 それに、セザンは日本にあって日本の食材を使っているので、私は日本料理の技術も活かした料理を作りたいとも思っています。山崎さんの「あん肝」は絶品で、同じテクスチャを出したいと試行錯誤してもなかなかうまくできない。食べただけではわからないから、一緒に料理を作ってマスターするのも目的でした。:こんな大掛かりなことをしなくても、言ってくれれば教えるのに(笑)。僕はアメリカ、フランス、香港など、世界各地でキャリアを重ねたダニエルから学びたい気持ちが強い。短期間の研修などを除いて、カウンタースタイルの日本料理店でキャリアを重ねてきたので、テーブルで食べる料理を作るのも初めてでした。
将来海外に出店するならば、テーブルで食べる食事も考えていかないといけません。ダニエルが、カウンターで出すのとは違う距離感、そして(山﨑の3倍にあたる)24席に対して、一皿一皿を完成度高く仕上げていくオペレーションにも興味がありました。
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