スイスの銀行UBSグループの幹部らは、クレディ・スイスが救済合併の直前に結んだ証券化商品部門に関する合意について、部分的に再交渉する選択肢を検討している。
クレディ・スイスは昨年11月、証券化商品グループ(SPG)が管轄する資産の大部分を米プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社・グローバル・マネジメントに売却することで合意。当時、苦境に陥っていたクレディ・スイスが投資家の信頼回復を狙って土壇場で行った対策の一環だった。取り決めでは、クレディ・スイスが資産の一部に融資を提供するとともに、約200億ドル(約2兆9600億円)相当の資産を維持して、アポロに手数料を支払って運用してもらうことになっていた。 内情を知る複数の関係者は、UBSはアポロと結んだ合意の条件に満足していないと明かした。クレディ・スイスがアポロに支払う資産運用の手数料をとりわけ懸念しており、再交渉を試みる可能性があるという。
情報の部外秘を理由に匿名を条件に語った関係者によると、UBSがアポロに対して正式な協議を求めるかどうかはまだ決定されておらず、再交渉の開始にはアポロの同意を取り付ける必要があるとみられている。UBSとアポロはコメントを控えた。
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