スリランカの紅茶畑、水源を育む森づくり――。こうした財務情報には表れない企業の自然保護活動を評価する機運が高まっている。人材を企業価値の源泉と見なす「人的資本」ならぬ「自然資本」。国際機関が情報開示の枠組みを公表し、新たな非財務情報として開示する企業も出始めた。ただその価値をどのように示していくのかが難しく、頭を悩ませている。キリンビバレッジの「午後の紅茶」。1986年、日本初のペットボトル入り
サントリーHDは03年、「天然水の森」と呼ぶ活動を始めた。うっそうとした暗い森を間伐し、光が差し込むようにすることで豊かな水を育む「ふかふかの土」を増やす。日光が土に届くようになると、そこに下草や低木が生え、次第に多くの生物がすみ着く。生態系ピラミッドが再生していくのだ。サントリーHDが鳥取県江府町で保全する「天然水の森 奥大山」(上)。天然水の森は全国22カ所に広がった
米国でも16年にメーカーズマーク蒸留所、18年にジムビーム蒸留所で水源保全活動を始めた。スコットランドではウイスキーづくりに欠かせない泥炭(ピート)を生み出す泥炭地を保全し、40年までに現在の2倍の量にする。自然を保護することが企業としての持続可能な成長に資する。その意味で、自然資本が企業価値を高めることは明らかだ。ただ悩ましいのは、その価値をどのように見積もって対外的に開示するかだ。
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