オーストラリアでも自由がない中国人留学生、中国政府が家族を人質に監視、互いの密告も奨励 <民主主義を支持する発言や投稿を理由に中国当局から脅しや嫌がらせに遭うケースが増えている>
大学のほうも中国政府に遠慮して留学生の保護に及び腰だ、と報告書は指摘する(写真はシドニーの中国人留学生たち) REUTERS/Loren Elliott国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは6月30日に発表した報告書の中で、オーストラリアの大学に在籍する「民主派」の中国人留学生たちが、中国政府に監視され、嫌がらせや脅しを受けていると指摘した。AP通信の報道によれば、ある学生は、ソーシャルメディアへの投稿を理由に刑務所に入れると脅された。
問題の学生はオーストラリア在住で、ツイッターに民主化を支持するメッセージを投稿していた。また別の学生は、クラスメートの前で民主主義への支持を表明したことを理由に、中国政府からパスポートを差し押さえられたという。 ヒューマン・ライツ・ウォッチの報告書は、各大学が中国人留学生の学問の自由を守ることを怠っていると指摘した。中国政府によるこのような侵害行為は年を追うごとに激しさを増しており、留学生にほかの留学生を監視させ、その言動を当局に報告させる例もあるという。 報告書を執筆したヒューマン・ライツ・ウォッチのソフィー・マクニール(オーストラリア担当調査員)は、「故郷から遠く離れた地で孤独な、弱い立場に置かれている留学生たちが、大学からも守ってもらえないでいると思うと胸が痛む」と述べた。「大学側は中国政府からの反発を恐れて、この問題をうやむやにしている。だがもう、そんなことは許されない」
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