アメリカ国防総省は13日、2日前に入院したロイド・オースティン国防長官(70)が同日夜に退院し、職務を再開したと発表した。
オースティン長官の医師団は、長官が手術ではない治療を受け、容体は「良好」で、「完全回復へ向かう見通し」だと説明した。国防総省は11日、長官が「膀胱(ぼうこう)の問題が発生した」ためワシントン郊外のウォルター・リード軍医療センターへ入院し、同日夕から、キャスリーン・ヒックス副長官に権限委譲したと明らかにしていた。この入院については、ホワイトハウスのほか、チャールズ・ブラウン統合参謀本部議長や連邦議会にも周知したと説明していた。担当するジョン・マドックス医師とグレゴリー・チェスナット医師は、長官のがんの予後も「きわめて順調」で、今回の入院はそれに「何も影響しない」と述べた。
オースティン長官は入院中、集中治療室で手当てを受けていた。予定されていたベルギー・ブリュッセルにある北大西洋条約機構(NATO)への訪問を中止した。NATO本部では14日に、ウクライナ防衛連絡グループの会合で議長を務める予定だった。 オースティン長官については、昨年12月に前立腺がんの手術を受けた際や、今年1月1日に合併症による脚や腰などの強い痛みで入院した際にも、ホワイトハウスに事前に伝えていなかったことが問題となり、2月1日に長官が記者会見で連絡の不手際を謝罪したばかり。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
米軍ドローン、ガザ上空で偵察 人質救出の情報収集 国防総省米国防総省は9日までに、米軍がパレスチナ自治区ガザ地区上空にドローン(無人機)を飛ばし、イスラエル軍と交戦するイスラム組織「ハマス」が拘束する人質240人以上の居場所の特定でイスラエルを支援していることを明らかにした。
続きを読む »