高卒4年目のオリックス・宮城大弥投手(22)が29日、日本シリーズ第2戦で投げ合った高卒15年目の阪神・西勇輝投手(32)に「経験値」の違いを見せつけた。
第1戦はエース山本がまさかの7失点炎上、打線も沈黙し完敗。だが、勢いに乗る阪神打線を相手に、22歳にして日本シリーズ4度目の先発の左腕は「単打はOK」と老かいに割り切って6回無失点の快投。高卒2年目から3年連続2ケタ勝利を挙げ、迎えたポストシーズンでも経験値を着実に積み上げている。本人は「常に緊張している。何とか飲み込まれず気合でいけた」と謙遜するが、チーム関係者は「調子は決して良くなかったのに、しっかりまとめたのはさすが」と脱帽だ。
大舞台で投げ合った相手はかつてのオリックスのエース。高卒3年目で2ケタ勝利を挙げた西勇は、若くして金子と先発2枚看板を形成したが、優勝に縁がないまま2018年オフにそろって移籍した。投手陣の再建には時間を要するとみられたが、17年入団の山本を旗頭に19年の宮城、20年の山下と若手が続々と先発ローテ入り。チームの3連覇に貢献した。 一方、西勇はFA移籍した阪神でもエース格に収まったが、古巣時代と同じくここぞで勝てず優勝を逃してきた。皮肉にも移籍後の自身が最も精彩を欠いた今季、チームは優勝。悲願の日本シリーズ初出場の機会が巡ってきたものの、牽制悪送球や2死からの四球をきっかけに失点し、ベテランらしからぬ自滅で4回途中4失点KOとなった。 (山戸英州)
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