ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は27日、自軍のロシア西部クルスク州への越境攻撃は「勝利計画」の一環だとし、来月にこの計画をアメリカのジョー・バイデン大統領に提示すると述べた。
ゼレンスキー氏は27日に首都キーウで開かれたフォーラムで、対ロシア「勝利計画」が成功するかどうかはバイデン氏次第であり、アメリカがウクライナに「この計画に含まれているものを与えるかどうか、(そして)我々がこの計画を自由に実行できるかどうか」にかかっていると述べた。
「野心的すぎる内容だと思う人もいるかもしれないが、我々にとっては重要な計画だ」とゼレンスキー氏は付け加え、米大統領候補のカマラ・ハリス副大統領(民主党)とドナルド・トランプ前大統領(共和党)にもこの計画を提示するつもりだとした。フォーラムに同席したウクライナ軍のオレクサンドル・シルスキー総司令官は、自軍が現在、ロシア領土の1294平方キロメートルと、100の集落を掌握していると述べた。BBCはこの数字について検証できていない。 シルスキー氏は、ウクライナはロシア領土を維持し続けるつもりはなく、ウクライナ東部での攻撃からロシア軍の注意をそらすことが越境攻撃を行った動機の一つだとした。ロシアは、ウクライナ軍にとって重要な拠点で、主要な鉄道駅がある東部ドネツク州ポクロフスク市を占領しようとしている。ゼレンスキー氏はこの日、ウクライナが最近、国産の弾道ミサイルの発射実験に初めて成功したことも明らかにした。同氏は自国の防衛産業をたたえたが、ミサイルの詳細については言及を避けた。しかし、ロシア軍と戦い、ロシア軍を撃退するための軍需品のほとんどを、海外からのものに頼っているのが現状だ。ゼレンスキー氏はフォーラムで、ウクライナはここ数日のロシアによるミサイル攻撃の一部を迎撃するために、西側諸国から新たに届いた複数のF-16戦闘機を使用したとしつつ、自国にはさらに多くの戦闘機が必要だと述べた。ロシア政府に戦争をやめる意思がないことを、こうした攻撃が示していると、ゼレンスキー氏は述べた。「(和平交渉を)彼らが望んでいるなら、230もの空爆は行わないはずだ」。クレムリン(ロシア大統領府)のドミトリー・ペスコフ報道官は27日、「現時
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