ウクライナ兵たちは、ロシアの侵攻から3年近く自国を防衛してきた疲れを癒しても、米大統領トランプ氏とロシア大統領プーチン氏の電話会談を沈鬱な気持ちで受け止めている。ウクライナ軍の3人に電話で話を聞いたCNNは、規模で勝る米ロ両国がウクライナの運命を決め、ウクライナは蚊帳の外に置かれる可能性があると伝えている。
CNNによると、 ウクライナ 兵たちは、3年近く自国を防衛してきた疲れを癒しても、米大統領トランプ氏と ロシア 大統領プーチン氏の電話会談を沈鬱な気持ちで受け止めている。 ウクライナ 軍の3人に電話で話を聞いたCNNは、規模で勝る米ロ両国が ウクライナ の運命を決め、 ウクライナ は蚊帳の外に置かれる可能性があると伝えている。ゼレンスキー大統領は、 ウクライナ 抜きで交渉された和平合意には応じないとの考えを示している。
ドネツク州リマン方面で戦う第66機械化旅団のボロディミル・サブリン大隊長(36)は、「プーチン氏が再び我々を攻撃することを阻止する術はない。州をもう一つ、あるいはさらに多く占領するだろう」と指摘している。サブリン大隊長はまた、「欧州や米国の支援がなければ、いま和平を結んだところで数年後には戦争が起きる可能性が高い」とも述べている。サブリン大隊長はさらに、「我々が戦争に勝てば、ロシアは今後数十年、他国を攻撃できなくなる。もし我々が負け、占領された領土を失った状態で和平を強いられる結果になれば、ロシアは次々に戦争を開始して領土を占領し、民間人を同化するだろう。こうした民間人はロシア側でその後の戦争を戦うことになる」と語っている
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ウクライナ軍“奪還映像”公開 村を解放 兵士95人「捕虜交換で解放」ウクライナ軍は反転攻勢を進める東部ドネツク州で一部の村をロシア側から解放したと発表しました。複数の部隊が奪還直後とみられる映像を公開しています。 ■ドネツクで反転攻勢 村を解放 日本時間の12日午後2時すぎに公開された映像です。 ウクライナ兵:「第35海兵部隊がストロジョヴェ村を奪還した。ウクライナに栄光あれ!」「英雄に栄光あれ!海兵隊に栄光あれ!栄光あれ!栄光あれ!栄光あれ!」 公開したのは、ウクライナ軍、第35独立海兵歩兵旅団。去年3月から占領されていた東部ドネツク州の村を奪還したといいます。 ウクライナ兵:「最初、敵の砲兵が反撃してきましたが、勝つことができました。一軒一軒、家を奪還し、村を奪い返しました」 また、別の部隊、ウクライナ軍予備軍団に属する第68独立猟兵旅団は11日、同じくドネツク州のブラホダトネ村を解放したとする映像を公開。 ウクライナ兵:「故郷から敵を追い出している。最高に温かい気持ちだ。ウクライナは必ず勝利する」 志願兵からなる部隊、第7独立大隊も奪還映像を公開しています。 ウクライナ兵:「6月10日、第129旅団の第7独立大隊がネスクチェネ村を奪還した。ウクライナに栄光あれ!」 無線:「友よ。動いていたやつはもう動いていないようだ」 ウクライナ国防省のマリャル次官は11日、数カ月に及ぶ激戦の末、ロシアに制圧されたバフムト方面や南部で、ウクライナ軍が前進を続けていると発表。ドネツク州にあるマカリウカという村も奪還したとしています。 ■兵士95人「捕虜交換で解放」 ウクライナ大統領府によると、ロシア軍に囚われていたウクライナ兵95人も、捕虜交換により解放されたと言います。ウクライナは反転攻勢の開始について明言を避けてきましたが、今月10日…。 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「反転攻勢と防衛措置は進行中だが、どの段階にあるか詳細は言えない」 ゼレンスキー大統領は、ウクライナの反転攻勢がすでに始まっていることを認めました。この前日…。 ロシア、プーチン大統領:「まず初めに、反撃が始まったことは明らかだ。ウクライナ兵の戦略的予備軍の使用でも明らかだ。そして次に、ウクライナの部隊はどの局面でも目標を達成できていない」 ロシアのプーチン大統領も、初めてウクライナの反転攻勢について言及していました。ロシアの国防省は10日、ドローンでウクライナ軍の装甲車に自爆攻撃を仕掛ける映像を公開。アメリカが供与したブラッドレー歩兵戦闘車や、ドイツが供与したレオパルト戦車も破壊されたと主張しました。 防衛研究所・防衛政策研究室、高橋杉雄室長:「一部ではウクライナが突破しつつあり、一部ではロシア軍が意図的に退却して次の防衛線を張っているという状況で、非常に激しい戦いが続いていて、現状でどちらが有利とは言い難い。ここでウクライナが勝てないとなると、今の占領地が維持された状態で5年以上続いていく可能性が高い」 激しい攻防が続くなか、ウクライナ軍はロシアが新たなにダムを破壊したと発表しました。 ■ヘルソン州とは別 「洪水発生」 人々が買い物をするスーパーマーケットで突然、閃光が走りました。ウクライナ中部・チェルカースィ州です。ロシアのミサイル攻撃を受け、8人が負傷しました。ロシアによる連日の攻撃が続くなか、ウクライナが領土奪還を目指す南東部では…。 シェルシェン報道官:「ダムを敵が爆破したとの情報が入りました。モクリヤリ川の両岸で洪水が起きています」 ウクライナ軍はザポリージャ州とドネツク州の境界付近にある小規模なダムをロシアが破壊したと主張しました。6日に決壊したヘルソン州のダムとは別のダムです。 防衛研究所・防衛政策研究室、高橋杉雄室長:「ウクライナ軍が前進してくるルートをふさぐ形で破壊したので、その辺りを水浸しにして、ウクライナの前進を食い止める作戦」 ウクライナ当局によると、ヘルソン州のダム決壊では少なくとも14人が死亡しました。さらに、ウクライナ当局は、ロシアが住民の避難中にも砲撃を続けていると非難。3人が死亡し10人が負傷したと明らかにしました。ゼレンスキー大統領によると、国際刑事裁判所がダム決壊の捜査を始めています。
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ウクライナ兵、「ロシア負かすまで戦う」 英軍の自走砲訓練公開:時事ドットコム英軍が国内で実施しているウクライナ軍訓練の模様が時事通信など一部報道陣に公開された。ウクライナに送られる英軍の自走式榴弾(りゅうだん)砲「AS90」の実弾射撃訓練で、ウクライナ兵約70人が参加。訓練終了後にロシア軍との「実戦」に臨むことになる兵士は「ロシアを負かすまで戦う」と真剣な表情で訓練を受けていた。
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要衝バフムトで戦闘激化 ウクライナ兵「街は燃え、敵が押し寄せている」…中国企業が「ワグネル」に衛星画像提供と米・国務省担当者ロシア軍が攻勢を強めるウクライナ東部の要衝バフムトでは、戦闘が激化していて、ゼレンスキー大統領は「最も困難な状況だ」と明らかにしました。一方、米国務省の次官補は、中国の企業が衛星画像を露・民間軍事会社「ワグネル」に提供していたと明らかに。
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「ウクライナは生きている」ゼレンスキー大統領が“新演説” 侵攻1年の犠牲に黙とうロシアによるウクライナ侵攻から1年。日本時間の24日午後5時すぎから、ゼレンスキー大統領の新たな演説が公開されました。ゼレンスキー大統領は多くの兵士を前にして停戦の見通しが立たないなか、これまでの犠牲者を悼み、「ウクライナは生きている」と国民を鼓舞しました。 ■ゼレンスキー大統領が“新演説” 侵攻1年「ウクライナは生きている」 日本時間の午後5時すぎ、ゼレンスキー大統領が兵士らを前に演説する映像が公開されました。 ゼレンスキー大統領:「ウクライナは生きている。そして、この誇りは、ウクライナと我が国の自由のために命を落とした多くの英雄たちのことを忘れてはならない。国家と市民のために」 ■ロシアが“集中攻撃”「町が破壊」 その町の建物は、ほぼすべてがただの壁になりました。その壁と壁の間を走るのはロシア軍の戦車です。 現地の警察:「町は完璧に破壊されました。完璧にです。破壊されていない建物はひとつもありません」 ロシア軍が今、制圧を狙うのは東部の要衝バフムトです。この町もまた、徹底的に破壊されました。ウクライナ軍は抵抗を続けています。 ウクライナ兵:「最悪なことは、すでに1年前に起きました」 1年前、2022年の2月24日は、ロシアのプーチン大統領が「特別軍事作戦」の開始を表明した日です。 プーチン大統領:「ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国と結んだ友好と相互援助条約に従い、特別軍事作戦を私は決定した」 ロシア軍は、すぐに行動を開始しました。 記者:「今、大きな爆発音が聞こえました。まさに私の後ろで。キーウで今、大きな爆発が発生しています。ホテルの屋上にいますが、(爆発の)場所は分かりません」 ■開始直後から「大きな爆発」 戦火が広がるなか、多くの女性や子どもたちは国外への避難を余儀なくされました。侵攻当初、ロシア軍は首都キーウの近郊にまで迫っていました。その後、ウクライナ軍に奪還された町ブチャで見つかったのは拷問を受け、虐殺された数多くの民間人の遺体です。この1年、ロシア側が攻撃の対象としてきたのは行政やインフラ、民間の施設です。 CNN記者:「アパートで救急隊員が負傷者を探している時に砲撃の嵐に遭い、隣の建物に直撃しました。急いで離れます」 中部の町クレメンチュクでは、多くの買い物客でにぎわうショッピングセンターがミサイルの攻撃を受けました。 南部マリウポリでは出産を控えた妊婦らがいる病院が、ロシア側に爆撃されました。多くの子どもたちが身を隠していた劇場も爆撃されました。 町が完全にロシア軍に包囲されるなか、ウクライナ側の兵士は、アゾフスタリ製鉄所にこもり抗戦を続けてきましたが、去年5月、マリウポリはロシア側に制圧されました。 ■“ロシア併合”に住民「言葉がない」 プーチン大統領が、東部と南部4州の一方的な併合を宣言したのは、去年の秋。ロシアは現在、そのうちの東部の2州、ドネツク州とルハンシク州の全域を来月中にも制圧しようとしているとみられています。 住民:「言葉がない。68歳になって、家を失った」 ロシアでも侵攻の開始当初、各地で反戦デモが起こりました。しかし、それは徹底的に弾圧されました。また去年9月には兵力を補うため、部分動員令を発令。徴兵を逃れようとするロシア人の国外脱出が相次ぎました。 ■ゼレンスキー大統領 G7首脳らと会談へ 一方、「抵抗の象徴」となったのはウクライナのゼレンスキー大統領です。 ゼレンスキー大統領:「大統領がここにいる。皆がここにいる。軍隊がここに、市民がここにいる。私たちは皆、ここで国の独立を守っています」 毎日、国民に向けたビデオメッセージを配信し、各国の議会で演説。 ゼレンスキー大統領:「世界はウクライナ人の勇気と同じくらい、イギリスの指導力を必要としている」 支援を訴え続けています。対して各国の首脳らもキーウを訪問し、連帯の意を示しています。そして、侵攻開始1年となる今月24日、ゼレンスキー大統領はG7首脳らとオンラインで会談します。 ゼレンスキー大統領:「我々は打ち負かされなかった。そして、今年は、勝利を得るために全力を尽くす。ウクライナに栄光を!」 ただ、隣国ポーランドで資金不足により、避難所の閉鎖が相次ぐなど、ウクライナ国外へと逃れた人々への支援は厳しくなってきています。
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【報ステ】「成果示せず、従来の主張繰り返した」プーチン氏の年次教書演説 内容解説ロシアのプーチン大統領が21日、ウクライナへの大規模な侵攻後、初めてとなる『年次教書演説』を行いました。 プーチン大統領:「我々の歴史的土地に住む人々や、我が国の安全を守るため、2014年以降、ウクライナに台頭したネオナチの脅威を排除するために、1年前、特別軍事作戦実施の決定がなされた。我々は一歩ずつ慎重に順序立てて、目の前にある問題を解決していく」 そして、いつも通り侵攻の正当化を繰り返しました。 プーチン大統領:「彼らが戦争を始めたのだ。我々はそれを止めるために力を尽くしてきたし、尽くしている。ウクライナ紛争をあおり拡大させ、犠牲者を増やした責任は、すべて西側エリートにある。そしてもちろん、キエフ(キーウ)の現政権にもある。現政権にとって、ウクライナ国民は本質的に他人なのだ。西側諸国は私たちに対し、経済制裁を行った。しかし、西側諸国が何かを成し遂げたことはない。制裁をした国は、自国に打撃を与えている。エネルギー危機をもたらし、自国民にはロシア人が悪いと言う」 去年2月24日、ウクライナの非軍事化を掲げ、全面侵攻を始めたロシア。ゼレンスキー政権を早期に崩壊させるという目論見は崩れ、戦争は1年にわたって続いています。 ロシア側の死傷者はイギリス国防省の推計によると17万5000人〜20万人。部分動員令を発動して以降、大幅に増えたとみられています。 そこで、プーチン大統領が打ち出したのは…。 プーチン大統領:「亡くなった軍人の家族が、どれだけ苦しいのか分かります。我々の義務は、遺族のために特別なサポートを与えることだ。親を亡くした子どもを経済的にサポートし、教育や職業等をきちんと与えるべきだ。動員された全ての軍人や、参加した志願兵に対し、半年に1回、少なくとも14日間休暇を与えようと考えています」 欧米は戦車など、これまで提供してこなかった兵器の供与を決め、すでにウクライナ兵への訓練が始まっています。 アメリカからは、ロシアが一方的に併合したクリミア半島にも届くロケット弾が提供される予定です。 プーチン大統領:「西側がウクライナに供与する武器が長距離になればなるほど、脅威を国境から遠ざけることを、私たちが余儀なくされるのは当然だ。戦場でロシアに勝つことは不可能だと、彼らも気付かないはずがない」 ウクライナ東部では、ロシア軍の大規模攻勢が始まっていますが、演説では具体的な戦況や戦果については触れませんでした。 東部の要衝バフムト。何カ月にもわたる攻撃で、ほとんどの住民はすでに故郷を離れています。 それぞれの理由で残っていた人たちも、街を去ることを選ばざるを得ない状況です。 バフムトからの避難者:「家はミサイル攻撃を受けました。生活していたマンションには全てそろっていましたが、静かに暮らすことはできません。ずっと攻撃を受けていて、昼も夜も怯えています」 バフムトからの避難者:「武器さえもらえれば、ウクライナ軍は敵を追い出せると思っていたのに」 バフムトを足掛かりにドネツク州の支配を狙うロシア軍。バフムトには東・北・南の3方向から迫っています。 民間軍事会社の戦闘員も含め、兵士を大量投入するロシアに、ウクライナ軍は何とか持ちこたえている状態です。 ウクライナ兵:「緊迫している。敵は前線に多方面から攻勢をかけ続けている。しかし、敵の努力は全て無に帰す。全ての戦線で、10人ほどの兵士が100人の敵と戦い、勝利している」 これまで、ことあるごとに核兵器の使用をちらつかせてきたロシア。プーチン大統領は、アメリカとの核軍縮条約『新START』を停止すると一方的に主張しました。 プーチン大統領:「ロシアは新STARTの履行停止を宣言しなければならない。繰り返すが、離脱ではなく、条約の履行を停止するのだ」 【プーチン大統領が同じ“主張”を繰り返す背景は】 ◆防衛省防衛研究所・兵頭慎治さん (Q.大規模攻勢を始めているにもかかわらず、プーチン大統領が戦況に触れなかったのは、それほど戦果が上がっていないということですか?) そうだと思います。兵士を大量投入しましたが、21日の演説までにドネツク州の要衝バフムトを制圧することができませんでした。 演説で戦況や今後の見通しに触れることができなかったと思います。 (Q.プーチン大統領は、今の戦況についてプラスに見ていないとうことですか?) 戦果としてロシア国民にアピールするものはないため、演説では何も新しいことに触れていません。 これまでの戦争の正当化、西側への批判、長期戦をロシア国民が結束して乗り切ってほしい。この3点に尽きたと思います。 そもそも年次教書演説は、軍事作戦が短期で終了した後に、戦果をアピールするために行う予定でした。 しかし、戦果のアピールができないので、去年は実施できませんでした。 それを
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ドイツ急転換? 「砲、装甲、速度」バランス取れた“最強”戦車 “供与決断”のワケウクライナへの軍事支援の焦点となっている戦車の供与を巡り、大きな動きがありました。ドイツ政府が世界最強とも言われている主力戦車「レオパルト2」の供与を決断したと現地メディアが報じました。 ウクライナ東部、激戦地の最前線にいる兵士は戦況の厳しさを語ります。 ウクライナ兵:「我々が、この前線で苦しい状況にあるのは誰の目にも明らかです。敵は、常に大小のグループで攻撃し続けています」 ウクライナ国防省は、ロシアが2月か3月に再び大攻勢を仕掛ける可能性を恐れています。果たして、これに対抗できるのでしょうか。 ドイツのショルツ首相が、主力戦車「レオパルト2」をウクライナに提供する方針を固めたとドイツメディアが相次いで報じました。「世界最強」とも称される戦車です。他の国が所有する「レオパルト2」についても、供与を許可したといいます。戦車は、ウクライナがずっと求めてきたもの。 ウクライナ兵:「歩兵にとって、戦車が近くにあることは重要です。士気が高まり、恐怖は減ります。近代的な戦車があれば、我々の進撃は止められません」 ただ、ドイツは慎重な姿勢を貫いてきました。20日に行われたウクライナへの支援を話し合う会議でも。 ドイツ、ピストリウス国防相:「レオパルトについて、いつ、どのような結論が出るか、きょうは誰も何も言えません」 なぜ、ドイツは戦車の提供に二の足を踏んできたのでしょうか。 防衛省防衛研究所・高橋杉雄氏:「戦車は、陸上戦闘の大黒柱。攻めるにしても守るにしても必要。戦車を供与することになると、ロシアを刺激しすぎるのではないかと。ロシアが動員をかけるきっかけになるとか、核兵器の使用に踏み切るきっかけになることを恐れていたのではないか。ただし(去年)9月にロシアが先に部分動員をかけたので、少しずつためらい、制約が弱くなっていった」 ドイツの「レオパルト2」には、大きなメリットがあります。 防衛省防衛研究所・高橋杉雄氏:「砲の威力も高い、装甲も硬い、速度も速い。バランスが取れている戦車。ヨーロッパ諸国に配備されているので、数がそろっている」 ウクライナが求める戦車の数は300両です。対して「レオパルト2」は、ヨーロッパだけでも15カ国が採用。合わせると2000両以上になります。 防衛省防衛研究所・高橋杉雄氏:「10両、20両で戦局を大きく変えるのは難しい。まとまった100両単位のレオパルト2が、ある特定の反攻正面に投入されればロシア側は大きな打撃を受ける」 一方、複数のアメリカメディアは、アメリカ政府が主力戦車「エイブラムス」をウクライナに供与する方向で調整に入ったと伝えています。アメリカCNNによりますと、ドイツはアメリカが「エイブラムス」を供与しなければ「レオパルト2」は提供しないと示唆していたといいます。
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