インバウンド(訪日外国人観光客)の回復を視野に、世界遺産・東寺(京都市南区)は中国人富裕層を対象にした特別な文化体験ツアーの実施を計画している。今月、モニター…
インバウンド(訪日外国人観光客)の回復を視野に、世界遺産・東寺(京都市南区)は中国人富裕層を対象にした特別な文化体験ツアーの実施を計画している。今月、モニターツアーを行い、参加者の反応を確かめるなどした。年内の本格実施を目指し、参加者の意見を反映させるという。冒頭、東寺総務部の僧侶が東寺の成立と歴史などを解説した。東寺は平安京守護の官寺として建てられ、境内の建物の配置が建立時と変わっていないことなどを説明。また唐で密教を学んだ弘法大師空海についても、今も人々が拝み続ける特別な存在であると伝えた。
五重塔や講堂などで壁画や仏像についての解説を受けると、参加者は熱心に質問していた。普段は非公開の「小子房(しょうしぼう)」に案内され、極彩色の障壁画に囲まれた部屋などに入ると、参加者から歓声が上がる場面もあった。このほか真言密教の瞑想(めいそう)法「阿息観(あそくかん)」の体験もあった。 交流サイト(SNS)で約100万人のフォロワーを抱えるインフルエンサーで通訳の男性(45)は「丁寧な説明を聞きながら、ゆっくり見学するのは貴重な経験」と感激した様子だった。東寺総務部の僧侶、山本良雅(りょうが)さん(53)は「中国の方だけでなく、同じようなプログラムを国内の参拝者向けにもできたら」と話した。
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