米航空宇宙局(NASA)はこのほど、米航空宇宙大手ボーイングに開発を委託した新型宇宙船「スターライナー」で宇宙飛行士2人を帰還させる計画を断念した。ボーイングの宇宙事業は長年にわたって失点を重ねており、NASAの決断で逆風が一段と強まった。
度重なるスケジュールの遅延、技術的トラブル、サプライチェーンの問題などが続いたスターライナーにとって、国際宇宙ステーション(ISS)への宇宙飛行士の輸送は重要な転機になるはずだった。ロイターが証券取引所への提出書類を分析したところ、スターライナーは2016年以来のコスト超過が16億ドル(2306億円)に上っている。
今回の計画はNASAがスターライナーを定期便として認証する前の最終試験となるはずだった。スターライナーを巡っては収益性を疑問視する声が広がっており、ボーイングのオルトバーグ最高経営責任者(CEO)は同事業の継続の是非について決断を迫られている。
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