BBCニュース - 米最高裁から中絶権認めた判例否定する意見草案、異例のリーク
草案の内容が伝えられると、大勢が最高裁前に集まって抗議した。「私の体を規制するな」、「女性の権利は人間の権利」、「私の体、私の選択」など、女性が妊娠中絶を選ぶ権利を訴える、様々なプラカードが並んだ。草案は、ミシシッピ州が妊娠15週以降の人工中絶を禁止したことを争う訴訟に関するもの。連邦最高裁は今年7月初めまでに、この訴えについて判断を示す見通しで、「ロー対ウェイド」判例が維持されるかどうかが注目されている。
「ロー対ウェイド」判決は、妊娠3カ月まで女性の人工中絶権を全面的に認め、6カ月までも条件付きで認める内容。この時期まで、女性が人工中絶を選ぶ権利は憲法が保障するものだと認めた。判決の違法性を訴える裁判で、最高裁は1992年に合憲判断を示している。当時は、アンソニー・ケネディー判事が最後に考えを変え、判例維持に回った。ポリティコによると、アリート判事を含め共和党の大統領に選ばれた判事5人が、今回の多数意見に同意している。民主党の大統領に選ばれた判事3人は、反対意見の作成に取りかかっているという。共和党のジョージ・W・ブッシュ大統領(当時)に選ばれたジョン・ロバーツ最高裁長官が、今回どのように判断するかは不明。
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