画像生成AI「Stable Diffusion」などで使える新技術「AnimateDiff」の進化がすごい。アニメーションのいわゆる「中割」が作成できて、アニメの常識を変える可能性が出てきた。
AnimateDiffは7月10日に発表された、上海AIラボ、香港中文大学、スタンフォード大学の共同研究による技術。画像生成AI「Stable Diffusion」の仕組みとデータセットを利用しつつ、数百万本の動画を学習させた「モーションモジュール」と呼ばれるデータセットを別途に参照させることで、連続するキャラクターの動きを生成可能にするというのが基本原理です。生成できる時間は、16コマ/2秒が基本。それ以上になると破綻しやすいという弱点もあるのですが、短時間ながら画像生成AIによって連続するアニメーションが作成できるということ自体が画期的だったのです。
研究の発表と同時に、クラウドサービス「Google Colab」で使えるバージョンが登場しましたが、1週間後にはStable DiffusionをローカルPCで動かすための動作環境「WebUI A1111」の拡張機能として使えるバージョンを有志が開発したことで注目されました。しかし、Stable Diffusion版は画像が色あせした状態でしか出力されないとか、長文のプロンプトを使うと機能しない上、途中で別のコマに替わってしまうといった様々なバグがあったんです。その改善もなく事実上開発が止まっていた状態になっていて、いまひとつ可能性が引き出せないということで焦らされていた状態でした。
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