アップルは、あらゆる身分証明書を「デジタル化」しようとしている アップルが運転免許証のデジタル化に動き出した。「iOS 15」でiPhoneに身分証明書を登録できるようになることで、こうしたデジタルIDの普及が一気に加速する可能性がある。
TEXT BY LILY HAY NEWMAN空港のセキュリティゲートでスマートフォンのデジタル搭乗券をスキャンしたことがある人なら、運転免許証で同じことができれば便利になると想像できるだろう。それをアップルは、2021年秋にリリースされる「iOS 15」から可能にする。クレジットカードやポイントカード、公共交通機関のカード、さらにはオフィスなどのドアやクルマの鍵と一緒に、州が発行する身分証明書をアップルの「Wallet」アプリに保存できるようになるのだ。世界共通のデジタルID(身分証明書)構想を、アップル自身が立ち上げようとしているわけではない。誰でも使える新しいタイプでプライバシーが保たれる安全な身分証明書を作成すべく、技術的にも地政学的にも難しい取り組みに着手しているところはほかにたくさんある。
「TSAは空港のセキュリティチェックポイントを、最初にデジタルIDを使える場所にすべく取り組んでいます」と、アップルでApple Walletと「Apple Pay」を担当するバイスプレジデントのジェニファー・ベイリーは、iOS 15の発表会で説明している。「IDを提示する際に具体的にどんな情報を求められているのか、そしてそれらが安全に提示されていることがわかるのです」
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