まだ「ほぼトラ」でも、「確トラ」でもない(フィデリティ投信 重見吉徳氏) - 為替・金利|QUICK Money World

Quick Money World ニュース

まだ「ほぼトラ」でも、「確トラ」でもない(フィデリティ投信 重見吉徳氏) - 為替・金利|QUICK Money World
クイックマネーワールド日経平均
  • 📰 nqn_news
  • ⏱ Reading Time:
  • 77 sec. here
  • 13 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 69%
  • Publisher: 51%

最近、日本の現職閣僚や与党幹部(いずれも次期首相候補と言われる)から「日銀の利上げが望ましい」といった発言が聞かれます。 この一部について、財務相からはいさめるようなコメントも出ましたが、筆者は、それはポーズに過ぎず、政 […]

また、あらためて全体を眺めると、③バリュエーションの高いものほどボラティリティが大きいことがわかります。逆に、たとえば、米国の小型株式は流動性や業績の面でリスクが相対的に高いようにも思えますが、最近のこうした調整局面での変動幅は限定的です。

上昇にせよ、下落にせよ、たとえば、今後の「ほぼトラ相場」によって、こうした状況が継続する場合、変動性の大きさ(≒リスク)を嫌う投資家の方は、既存の大型テクノロジー株式への投資に加えて、それら以外のセクターへの分散投資が望まれます。「米国の半導体株式や大型テクノロジー株式は年初からの上昇幅が大きく【青色の左】、バリュエーション面から高値警戒感があったために、このところは(「ほぼトラ」も後押しとなって)調整売りが出ていて【オレンジの左】、代わりに小型株式など他のセクターへのローテーションが起きている【オレンジの右】」、他方で、(「ほぼトラ」を含めて)「米半導体株や大型テクノロジー株式の調整がつづく」可能性を指摘する向きもありますが、次節で述べることを含めると、「米半導体株や大型テクノロジー株式の調整はまだ先」のように感じています。もちろん、筆者が間違っているかもしれません。(①下落幅の相対的な小ささと、②株価が上昇したセクターも存在している)「先週」と「4/15週」の大きな違いのひとつは「米国の利下げが織り込まれているかどうか」です。他方、先週の米国10年金利はほぼ横ばいで(4.

「先週」を「ほぼトラ週」と考えますと、トランプ氏の経済政策には米国や世界経済にインフレをもたらすものもありますから、先週のマーケットも「4/15週」同様、インフレ懸念と利下げ後ずれ懸念を織り込みにいっても不思議ではなかったように思えます。 しかし、そうはなりませんでした(→トランプ氏の経済政策をとりあげて「矛盾している」とあげつらう向きもありますが、そうした論評は「いまさら」に思えますし、別途、インフレや利下げ先送りを織り込まなかったマーケットの先週の反応も「矛盾している」ように思えます)。筆者は(素人ながら)米国景気の先行きとの関連で「ダウ輸送株式指数」に注目しており、これが先週ズルっと下がっていたら心配していたでしょうが、同指数は小型株式などとともに戻しており、この点も安心材料と捉えています。米連邦準備制度理事会(FRB)への利下げ圧力もあって景気後退はなさそうだが・・・・・・規制緩和(原油や自動車?)や戦争の終了など影響を受けるセクターがめまぐるしく変わる可能性もあり、セクター・ローテーションも必要になりそうだ」前回のトランプ政権時の政策を想像すればおわかりのとおり(⇒環太平洋パートナーシップ(TPP)協定交渉やパリ協定からの離脱、太陽光パネル・鉄鋼・アルミなどへの関税、対中関税、北米貿易協定(NAFTA)の改定、メキシコとの国境壁建設、日本との物品貿易協定の交渉開始、米連邦準備制度理事会(FRB)への利下げ圧力)

全くうがった見方・全くの邪推をすれば、トランプ氏はパウエルFRB議長に対して「バイデン氏を利する可能性のある利下げはすべきではない(→利下げは自分が大統領に返り咲いてからにしてくれ?)」と主張しているように、「バイデン政権のうちに株価が調整する分は、バイデン政権のせい。自分の政権時の発射台は低いほうがいい」と思っておられるかもしれません。もしそうであれば、いまのうちはハードラインで、まだまだ変動性は高くなるかもしれません(→というよりも、選挙ですから支持を得るために、ハードラインで行く必要があります)。この点、2019年当時も「ギリギリまで中国へのハードラインで株価を調整させ、選挙イヤーの直前で急転直下合意に達して株価を戻すつもりではないか」と言われていました。ただ、まだ「ほぼトラ」でも、「確トラ」でもない。また、トランプ政権になるとしても、台湾の防衛を含め、実際の政策はわかりません。

このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

nqn_news /  🏆 126. in JP

クイック マネーワールド 日経平均 株価 株式 金融 投資 マーケット 金融 ニュース

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。

なぜ米国の企業は株主還元に積極的か、なぜ日本企業は積極的ではなかったか(フィデリティ投信 重見吉徳氏) - |QUICK Money Worldなぜ米国の企業は株主還元に積極的か、なぜ日本企業は積極的ではなかったか(フィデリティ投信 重見吉徳氏) - |QUICK Money World前回、TOPIX構成企業とS&P 500構成企業のさまざまな財務数値や市場評価数値をまとめました。いくつかお示ししますと、 1.2023年度時点で、S&P 500構成企業のPBRは「4.2倍」、TOPIX […]
続きを読む »

米大統領選挙第1回討論会を終えて―公約・主張の比較、もしジタなど(フィデリティ投信 重見吉徳氏) - |QUICK Money World米大統領選挙第1回討論会を終えて―公約・主張の比較、もしジタなど(フィデリティ投信 重見吉徳氏) - |QUICK Money World6月27日に、今秋の米大統領選挙の主要な候補者であるジョー・バイデン大統領とドナルド・トランプ前大統領の2人による第1回の討論会が実施されました(→全2回の予定で、次回は9月10日に予定。投票日は11月5日)。 すでに報 […]
続きを読む »

イチからわかる日米企業の収益性と市場の評価 PBRとROEの関係性(フィデリティ投信 重見吉徳氏) - |QUICK Money Worldイチからわかる日米企業の収益性と市場の評価 PBRとROEの関係性(フィデリティ投信 重見吉徳氏) - |QUICK Money World雑談をしますと、昔のテレビ番組では、番組中にカップルが誕生しそうになると、加山雄三さんの♪君といつまでも♪の前奏が流される場面がよくありました。視聴者の誰もがそれを聴くと、なぜそれが流れるかを理解したのです。もはやそうし […]
続きを読む »

米利下げ「9月」65%、円高転換の契機となるか QUICK月次調査・外為 - 為替・金利|QUICK Money World米利下げ「9月」65%、円高転換の契機となるか QUICK月次調査・外為 - 為替・金利|QUICK Money World外国為替市場で、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ転換が近いとの見方が強まっている。QUICKと日経ヴェリタスが共同で実施した7月の月次調査<外為>では、FRBが利下げに転換する時期を「9月」とみる市場関係者が65%を占 […]
続きを読む »

マイナス金利のファンタジー 現実逃避のツケはこれから?(木村貴の経済の法則!) - 為替・金利|QUICK Money Worldマイナス金利のファンタジー 現実逃避のツケはこれから?(木村貴の経済の法則!) - 為替・金利|QUICK Money World【QUICK解説委員長 木村貴】日銀が3月にマイナス金利政策を解除し、わずかな利幅とはいえ、17年ぶりに「金利ある世界」が戻ってきた。新卒の新入社員が中堅になるほど長い年月にわたり、マイナス金利が生んだひずみは大きい。 […]
続きを読む »

FRBの9月利下げ、確率7割に 米CPIで織り込み加速も - 為替・金利|QUICK Money World - 株式投資・マーケット・金融情報の総合サイトFRBの9月利下げ、確率7割に 米CPIで織り込み加速も - 為替・金利|QUICK Money World - 株式投資・マーケット・金融情報の総合サイト【日経QUICKニュース(NQN) 武沙佑美】金融市場では今月に入り、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期が9月との予想が強まっている。米金利先物の値動きから予想する「FedWatch」では確率が7割程度まで上昇し […]
続きを読む »



Render Time: 2025-02-23 04:27:04