沖縄・南城市佐敷にオープンしたてびち専門店。店主の上原啓輔さんは、妻の反応からヒントを得て7カ月間独自の方法でてびち作りに励んだ。豚臭さを極限まで取り除き、毛も骨も丁寧に処理することで、てびち嫌いを克服させたという。
店主は「てーすけ」さんというんだろうなと多くの客が思うが残念、外れだ。答えは 上原啓輔 さん(38)。地元の 南城市佐敷 に昨年5月、 てびち の 専門店 を構えた。「私、 てびち ダメなんです」と言う客がこわごわ訪れ、骨以外きれいに食べて笑顔で帰っていく。 上原さんは店を出す前、 てびち を7カ月間研究したという。始まりは、県外から来る友人をもてなそうと久々に仕込んだ時の妻の未来(みく)さん(31)の渋面。(1)豚臭い(2)毛が残っている(3)硬いところがある-という三つの難点を聞き出し、解決すべく「暇さえあれば てびち を作っていました」と振り返る。
2度ゆでが一般的とされるが、1度で豚臭さを極限まで取り除く独自の方法を編み出した。毛は毛抜きを使って一本一本、指で確かめながら完全除去する。「1、2時間たつのはあっという間」だが、てびち嫌い克服のために労を惜しまない。骨は縦にも横にも刃を入れる「十字カット」。食べやすさにも気を配る。卓上には一味唐辛子、酢、タバスコ、さらにシークヮーサーこしょう、練り島唐辛子があり、「味変」を心ゆくまで堪能できる。ショウガを炊き込んだご飯(150円)は、むせ返るほど豊かなだしの香り。不定期で骨汁そばも出る
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