トヨタ「カムリ」が2023年12月をもって国内販売終了となるという。ただ、海外では販売が継続される。海外では売れているのに、日本では「セダン」というだけで売れない。現行カムリの長所を振り返りつつ、国内セダンの現状と今後について考察しよう。
カムリの歴史は、1980年に「セリカ カムリ」として登場したところから始まる。セリカの4ドアセダン版として登場し、若々しいスタイリングや4輪独立サスペンションの採用によって「スポーティセダン」の個性がしっかり反映されていたモデルだ。
モデルチェンジのたびにボディサイズの拡大や高級化が実施され、一時は5ナンバーサイズ維持のために日本専用モデルが設定されるなど紆余曲折を経ながら、2017年に10代目となる現行モデルが登場。すっかりグローバルモデルとして成長した現行モデルは、TNGAプラットフォーム採用による低重心なスタイリングによって、エモーショナルでスポーティなフォルムが生み出され、歴代のどのカムリよりもスタイリッシュ。スリムなアッパーグリルと立体的で大胆な造形のロアグリルを対比させていることで、ワイドなスタンスが強調され、上質感とともに存在感も演出。FF最上級セダンとしての貫録がたっぷりだ。 インテリアは、部品の小型化やレイアウトの見直しでインパネの厚みを抑え、スポーティで広がりのある空間を実現。ナビゲーションとヒーターコントロールパネルが一体となったセンタークラスターパネルには、フラッシュサーフェスデザインを採用し、斬新かつ先進性の感じられる仕上がりだ。継ぎ目のない金属調加飾、宝石のタイガーアイをイメージしたパネルなど、細部に見せるこだわりも上品だ。
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