トヨタ自動車の「D-ROOM」はデジタルを活用した業務改善を推進する活動だ。カイゼン文化を持つトヨタ社員がコミュニティを作り、業務改善を手がけるメンバーを全力サポートしている。このD-ROOMのツールの1つとして活用されているのが、IoTプラットフォームを手がけるソラコムのSIMとクラウド。「これぞテクノロジーの民主化」と言えるD-ROOMの取り組みと業務改善につながるユニークな試作の数々を見ていこう。
まずはトヨタメンバーがSORACOMで作ったものを見ていただこう。最初に紹介するのは先進スペースモビリティ開発部 で生まれた「PCやスマホでオフィスに社内便が届いたことがわかる」という社内便到着通知IoTだ。
当初AIの実験場として作られたD-ROOMだが、今ではAIのみならず、その基盤であるクラウド、サブスクリプションを含めて、容易に試行錯誤できるようになっている。さまざまなテクノロジーでR&Dを試したいという各拠点の声も日に日に大きくなっていき、今は社内のTeamsでゆるくつながるコミュニティとして成長している。現在は、参加は大小あわせて46拠点、5000人を超える規模となった。 上郷下山工場でエンジンの製造ラインの改善を手がけてきた樟智裕氏が、製造ラインの担当者から聞いたのはPLCの課題だ。もともとは担当者がPLCのパラメーターを紙の台帳を記入しており、さすがに帳票はデジタル化したものの、記入はやはり面倒だったという。「どうせならPLCから直接データ取れない?と相談を受けました」と樟氏は語る。まずはデジタル化の部署に依頼したが、時間がかかりそうだったため、樟氏が手がけることに。ここで見つけたのが、PLCと連携できる小型ゲートウェイのPUSHLOGだった。PUSHLOGにはeSIM版のSORACOM Air for セルラーが搭載できるため、データはAzureベースの同社のGUGENクラウドにアップし、BIツールのTableauで可視化した。
その他、物流カートの運行状況を遠隔モニタリングするという用途には、GPSマルチユニット SORACOM Edition が用いられている。広大な工場を走る物流カートの位置情報を、スマホやモニターから簡単に把握できるという仕組みだが、こちらを実装したのは鈴木氏や濱村氏のようなバックオフィス業務の担当者。また、トラックにマルチユニットを積んで工場内のボトルネックや渋滞箇所を抽出する取り組みも行なわれているとのこと。業務改善につながるさまざまな試作でSORACOMは幅広く使われている。こうした試行錯誤を実現するSORACOM...
加えて樟氏は「ソラコムはユーザーと距離が近い」と語る。ソラコムの担当者がアップデートに関する勉強会もあるし、ユーザー同士が参加するSORACOM UGのようなコミュニティ活動も盛ん。個人の趣味としてIoTを始めた樟氏や森氏は、こうしたコミュニティにも参加して、SORACOMに親しんだという。 今回集まったチーム・キュアのメンバーには、さまざまな相談が持ちかけられる。「先日は、社内便のロッカーが60個くらいあって、これらを全部見たいという相談を持ちかけられました。でも、ロッカー1つに1つのデバイスでは、いくらデバイスがあっても足りません。そこでTeamsを使ったアイデア出しという名の大喜利を相談者ご本人が始められ 、その件はロッカーを定点カメラでストリーミングするという方法に落ち着きました」(鈴木氏)とのこと。楽しく、ゆるく、でも本気なのが、D-ROOMの活動実態だ。
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