翻訳、ナビ、会話要約、テレプロンプター機能を36gの軽量ボディに集約した次世代スマートグラス「Even G2」が日本上陸。指輪型コントローラー「Even R1」との連携でスマホを取り出す頻度が激減し、「テクノロジーが人の注意を解放する」新体験を提供する。
スマートグラス メーカーのEven Realitiesは11月19日、新製品「Even G2」ディスプレイ搭載 スマートグラス と「Even R1」 スマートリング を発表した。G2は日本語を含む29言語の翻訳や会話内容の要約、ナビゲーション機能を搭載する。指輪型デバイスのR1と組み合わせることで、メガネに触れず操作できる。日本での販売価格はG2が9万9800円(税込、以下同)、R1が4万1800円。 スマートグラス 「Even G2」と スマートリング 「Even R1」 Even Realitiesの創業者兼CEO、Will Wang氏は発表会で「テクノロジーは人の注意を奪うのではなく、解放するものであるべきだ」と述べた。G2にはカメラやスピーカーをあえて搭載せず、プライバシーに配慮した設計としたという。 会話中に単語の意味を表示、終了後は要約も 画面は前モデル比75%拡大、重量36g 指輪でメガネを操作、スマホを取り出す頻度が減少 セット購入で12万700円、JUN GINZAで販売 TeslaやOpenAIを引き合いに「破壊的技術」を強調 会話中に単語の意味を表示、終了後は要約も G2の主要機能は、翻訳、検索、ナビゲーション、テレプロンプター、そして新機能となる会話支援だ。 スマートグラス は緑色のマイクロプロジェクターを搭載し、情報を表示する 発表会の質疑応答では、Wang氏が日本語の質問を英語で即座に理解して回答する場面もあった。一見すると日本語を理解しているようだったが、実際にはG2の翻訳機能を利用していたという。言語を指定すると、翻訳結果が即座に画面へ表示され、レスポンスも速い。翻訳は29言語に対応し、今後さらに拡大予定だ。見た目は普通のメガネに近く、装着していても周囲からはほとんど気づかれない。 発表会でWang氏は、日本語の質問に英語で即座に回答。実はG2の翻訳機能を使用していた 筆者も翻訳機能を体験したが、全く理解できない中国語の会話でも画面上に自然な日本語字幕が表示され、日本語で返答できた。メガネとスマホのどちらのマイクを使うか選べるため、スマホを相手の近くに置くと集音精度が向上した。 会話支援では、会話中に登場した単語をリアルタイムで認識し、有名人名や難解なカタカナ語の意味が表示される。さらに、会話終了後にはAIが要点を自動で要約し、約束内容なども記録する。Wang氏は「ジャーナリストがインタビュー内容を記録・要約する際にも役立つ」と語った。 テレプロンプター機能では、スクリプトが数行ずつ表示され、読み飛ばしても自動で追従するため、プレゼンテーションにも活用できる。ナビゲーションは地磁気センサーを内蔵し、頭の向きに左右されず進むべき方向を指し示す。 スマートフォンアプリと連動して動作する AI機能は前モデル「G1」から大幅に進化した。独自LLMの改良により、回答生成速度は3倍に向上。ディスプレイは緑一色で、表示位置は視線のやや下だが、視界の妨げにはならない。利用中でも見た目は通常のメガネに近いが、角度によっては緑色の光がわずかに見えることもあった。 外側からはディスプレイはほとんど目立たないが、角度によっては光が見えることも 画面は前モデル比75%拡大、重量36g ディスプレイは前モデルG1比で表示面積が75%拡大。シャープネスは50%向上し、輝度の均一性も2倍になったという。通知やAIの提案は手前側に、ナビゲーションやメモは奥側に表示され、視線移動の負担を軽減する。 重量は36gと スマートグラス としては軽量 本体重量は36gで、チタンとマグネシウム合金を使用。形状はパント型とスクエア型の2種類があり、カラーはグレー、ブラウン、グリーンの3色をラインアップする。度数は−12〜+12ディオプターに対応し、普段メガネを使用する人の大半をカバーする。防塵防水性能はIP67で、バッテリーは単体で2日以上、充電ケース併用で数週間使用できる。 2タイプ・3カラーを展開 Wang氏は「可能なものをすべて盛り込むのではなく、日常をより快適にする機能だけを厳選した」と説明した。 指輪でメガネを操作、スマホを取り出す頻度が減少 Even R1 スマートリング は、G2を操作するコントローラーとして機能する。ジルコニアセラミックと医療グレードのステンレススチールで作られた。 体験では、指をなぞるような動作でメニューを選択したり、画面をスクロールしたりできた。動作はスムーズで、メガネ本体を触る必要がない。Wang氏は「G1ではスマホに頼ることが多かったが、G2とR1の組み合わせでは、スマホを取り出す頻度が激減した」と語った。 Even R1 スマートリング は、 スマートグラス の操作をジェスチャーで行うことができる R1は歩数、カロリー、心拍数、HRVなどの生体情報も記録する。「プロダクティビティスコア」機能で日常のバランスと集中状態を可視化し、健康管理にも活用できる。G2、R1、スマートフォンの3つが連動して動作する。 なお、R1は現時点でG1とは連携できないが、2026年初頭のソフトウェアアップデートで対応する予定だ。 セット購入で12万700円、JUN GINZAで販売 G2の日本国内販売価格は9万9800円、R1は4万1800円だ。セット購入するとR1が50%オフとなり、12万700円で購入できる。 充電はケースを介してUSB Type-C接続で行う 公式オンラインストアでは599ドル(税別)と249ドル(税別)で販売中だが、米ドル建てで海外発送となる。日本国内では、高級メガネ店のJUN GINZAとJUN GINZA ヒルトンプラザ名古屋店の2店舗で12月中旬から店頭販売を開始する予定だ。同様のセット割引も適用される。 Wang氏は「この発表会は、日本市場への本格参入の意思表示でもある」と述べ、今後、小売パートナーを拡大していく方針を示した。 TeslaやOpenAIを引き合いに「破壊的技術」を強調 Wang氏は発表会で、 スマートグラス を「破壊的技術」と位置づけた。TeslaやOpenAIの例を挙げ、新興企業でも既存の大企業を上回る可能性があると強調した。 「AppleやMeta、Samsung、Googleといった大企業がこの分野に参入しているが、 スマートグラス は既存のスマートフォン事業とは光学技術もユーザー体験も異なる。大企業は既存事業に縛られ、動きが遅くなる」とWang氏は語った。 同社は前モデルG1を2024年8月に発売し、UAE政府関係者や投資家、起業家らが使用している。ターゲット顧客層はビジネスプロフェッショナルで、起業家、投資家、政治家、ジャーナリストなどを想定する。 今後は年次で新製品を投入する計画だ。今年後半には、開発者がG1やG2向けの新機能を開発できるプラットフォーム「Even Hub」をローンチする予定だという。 Amazonで現在開催中のセールを見る Amazonのアソシエイトとして、CNET Japanは適格販売により収入を得ています。.
スマートグラスメーカーのEven Realitiesは11月19日、新製品「Even G2」ディスプレイ搭載スマートグラスと「Even R1」スマートリングを発表した。G2は日本語を含む29言語の翻訳や会話内容の要約、ナビゲーション機能を搭載する。指輪型デバイスのR1と組み合わせることで、メガネに触れず操作できる。日本での販売価格はG2が9万9800円(税込、以下同)、R1が4万1800円。 スマートグラス「Even G2」とスマートリング「Even R1」 Even Realitiesの創業者兼CEO、Will Wang氏は発表会で「テクノロジーは人の注意を奪うのではなく、解放するものであるべきだ」と述べた。G2にはカメラやスピーカーをあえて搭載せず、プライバシーに配慮した設計としたという。 会話中に単語の意味を表示、終了後は要約も 画面は前モデル比75%拡大、重量36g 指輪でメガネを操作、スマホを取り出す頻度が減少 セット購入で12万700円、JUN GINZAで販売 TeslaやOpenAIを引き合いに「破壊的技術」を強調 会話中に単語の意味を表示、終了後は要約も G2の主要機能は、翻訳、検索、ナビゲーション、テレプロンプター、そして新機能となる会話支援だ。 スマートグラスは緑色のマイクロプロジェクターを搭載し、情報を表示する 発表会の質疑応答では、Wang氏が日本語の質問を英語で即座に理解して回答する場面もあった。一見すると日本語を理解しているようだったが、実際にはG2の翻訳機能を利用していたという。言語を指定すると、翻訳結果が即座に画面へ表示され、レスポンスも速い。翻訳は29言語に対応し、今後さらに拡大予定だ。見た目は普通のメガネに近く、装着していても周囲からはほとんど気づかれない。 発表会でWang氏は、日本語の質問に英語で即座に回答。実はG2の翻訳機能を使用していた 筆者も翻訳機能を体験したが、全く理解できない中国語の会話でも画面上に自然な日本語字幕が表示され、日本語で返答できた。メガネとスマホのどちらのマイクを使うか選べるため、スマホを相手の近くに置くと集音精度が向上した。 会話支援では、会話中に登場した単語をリアルタイムで認識し、有名人名や難解なカタカナ語の意味が表示される。さらに、会話終了後にはAIが要点を自動で要約し、約束内容なども記録する。Wang氏は「ジャーナリストがインタビュー内容を記録・要約する際にも役立つ」と語った。 テレプロンプター機能では、スクリプトが数行ずつ表示され、読み飛ばしても自動で追従するため、プレゼンテーションにも活用できる。ナビゲーションは地磁気センサーを内蔵し、頭の向きに左右されず進むべき方向を指し示す。 スマートフォンアプリと連動して動作する AI機能は前モデル「G1」から大幅に進化した。独自LLMの改良により、回答生成速度は3倍に向上。ディスプレイは緑一色で、表示位置は視線のやや下だが、視界の妨げにはならない。利用中でも見た目は通常のメガネに近いが、角度によっては緑色の光がわずかに見えることもあった。 外側からはディスプレイはほとんど目立たないが、角度によっては光が見えることも 画面は前モデル比75%拡大、重量36g ディスプレイは前モデルG1比で表示面積が75%拡大。シャープネスは50%向上し、輝度の均一性も2倍になったという。通知やAIの提案は手前側に、ナビゲーションやメモは奥側に表示され、視線移動の負担を軽減する。 重量は36gとスマートグラスとしては軽量 本体重量は36gで、チタンとマグネシウム合金を使用。形状はパント型とスクエア型の2種類があり、カラーはグレー、ブラウン、グリーンの3色をラインアップする。度数は−12〜+12ディオプターに対応し、普段メガネを使用する人の大半をカバーする。防塵防水性能はIP67で、バッテリーは単体で2日以上、充電ケース併用で数週間使用できる。 2タイプ・3カラーを展開 Wang氏は「可能なものをすべて盛り込むのではなく、日常をより快適にする機能だけを厳選した」と説明した。 指輪でメガネを操作、スマホを取り出す頻度が減少 Even R1スマートリングは、G2を操作するコントローラーとして機能する。ジルコニアセラミックと医療グレードのステンレススチールで作られた。 体験では、指をなぞるような動作でメニューを選択したり、画面をスクロールしたりできた。動作はスムーズで、メガネ本体を触る必要がない。Wang氏は「G1ではスマホに頼ることが多かったが、G2とR1の組み合わせでは、スマホを取り出す頻度が激減した」と語った。 Even R1スマートリングは、スマートグラスの操作をジェスチャーで行うことができる R1は歩数、カロリー、心拍数、HRVなどの生体情報も記録する。「プロダクティビティスコア」機能で日常のバランスと集中状態を可視化し、健康管理にも活用できる。G2、R1、スマートフォンの3つが連動して動作する。 なお、R1は現時点でG1とは連携できないが、2026年初頭のソフトウェアアップデートで対応する予定だ。 セット購入で12万700円、JUN GINZAで販売 G2の日本国内販売価格は9万9800円、R1は4万1800円だ。セット購入するとR1が50%オフとなり、12万700円で購入できる。 充電はケースを介してUSB Type-C接続で行う 公式オンラインストアでは599ドル(税別)と249ドル(税別)で販売中だが、米ドル建てで海外発送となる。日本国内では、高級メガネ店のJUN GINZAとJUN GINZA ヒルトンプラザ名古屋店の2店舗で12月中旬から店頭販売を開始する予定だ。同様のセット割引も適用される。 Wang氏は「この発表会は、日本市場への本格参入の意思表示でもある」と述べ、今後、小売パートナーを拡大していく方針を示した。 TeslaやOpenAIを引き合いに「破壊的技術」を強調 Wang氏は発表会で、スマートグラスを「破壊的技術」と位置づけた。TeslaやOpenAIの例を挙げ、新興企業でも既存の大企業を上回る可能性があると強調した。 「AppleやMeta、Samsung、Googleといった大企業がこの分野に参入しているが、スマートグラスは既存のスマートフォン事業とは光学技術もユーザー体験も異なる。大企業は既存事業に縛られ、動きが遅くなる」とWang氏は語った。 同社は前モデルG1を2024年8月に発売し、UAE政府関係者や投資家、起業家らが使用している。ターゲット顧客層はビジネスプロフェッショナルで、起業家、投資家、政治家、ジャーナリストなどを想定する。 今後は年次で新製品を投入する計画だ。今年後半には、開発者がG1やG2向けの新機能を開発できるプラットフォーム「Even Hub」をローンチする予定だという。 Amazonで現在開催中のセールを見る Amazonのアソシエイトとして、CNET Japanは適格販売により収入を得ています。
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