〝言葉の壁か〟外国人犯罪、不起訴多数の実態 「通訳人確保は政府が音頭をとるべき」若狭弁護士 検察全体がサラリーマン化

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〝言葉の壁か〟外国人犯罪、不起訴多数の実態 「通訳人確保は政府が音頭をとるべき」若狭弁護士 検察全体がサラリーマン化
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外国人犯罪で不起訴処分が目立つのではないか。9月に、さいたま地検が殺人未遂容疑などで逮捕されていたトルコ国籍の男性ら7人全員を不起訴処分としたことをめぐり、…

外国人犯罪で不起訴処分が目立つのではないか。9月に、さいたま地検が殺人未遂容疑などで逮捕されていたトルコ国籍の男性ら7人全員を不起訴処分としたことをめぐり、そんな疑問の声が再燃している。「取り調べでの言葉の壁」などの課題も指摘されるなか、外国人捜査の内情に詳しい専門家が、警察や検察の取り調べの実情を明らかにした。一方、統計では国内全体でも起訴率が年々低下している。その背景を探った。

埼玉県川口市で7月、トルコの少数民族クルド人ら約100人が病院周辺に殺到する騒ぎがあった。その直前、トルコ国籍の男性を刃物で切り付け殺害しようとした事件で殺人未遂の疑いで同国籍の男性ら7人が逮捕されたが、さいたま地検は9月、7人全員を不起訴処分とした。法務省の検察統計によると、2022年の外国人被疑事件(過失運転致死傷等及び道交法違反を除く)での起訴は略式請求を含めて7182人だった。不起訴処分は1万125人で、そのうち起訴猶予は7413人、嫌疑不十分は2315人だった。 罪名別では、「強制わいせつ」は起訴70人、起訴猶予79人▽「住居侵入」は起訴102人、起訴猶予159人▽「傷害」は起訴458人、起訴猶予1155人▽「窃盗」は起訴1676人、起訴猶予1455人▽「銃砲刀剣類所持等」が起訴46人、起訴猶予206人―などとなっている。

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