豪ドルは現在94円半ばと、半月ぶり高値圏で推移している。きょうオーストラリアで発表予定の7月消費者物価指数(CPI)の事前予想は5.2%と、前月の5.4%を下回る見通し。豪金利先物市場は9月の金利据え置きを織り込んだ状態で、その見方に変化が起きるかがポイントとなる。
一方、豪と経済関係が深いとされる中国では、国有銀行が既存の住宅ローン金利を近く引き下げる可能性があることが明らかになったほか、今年3回目の預金金利引き下げを検討していることも報じられた。中国市場では景気減速への警戒感から人民元や株価の動きが荒くなっており、豪ドルへの波及を警戒する声も上がっている。きょうの予想レンジはドル/円が145.20―146.90円、ユーロ/ドルが1.0820─1.0920ドル、ユーロ/円が158.00―159.00円付近。
海外市場のドル/円は上下に荒い値動きとなった。序盤は主要国の株高などをにらみ円売りが先行し、一時147.37円と昨年11月7日以来9カ月ぶり高値を更新したが、米国の7月雇用動態調査(JOLTS)、8月消費者信頼感指数が相次ぎ予想を下回ると、米金利の急低下とともにドルが一転急落。145円半ばまで2円近い下げとなった。 指標発表後、米イールドカーブは急速なブルスティープ化が進行。2年債利回りは発表前の5%台から4.89%付近と3週間ぶり水準へ急低下した。「足元のドル/円は2年金利差との相関が高まっている」(外銀アナリスト)状況で、ドルは上値の重い展開となりやすい。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
〔マーケットアイ〕外為:午前のドルは146円半ばで底堅い、豪ドル上昇 円じり安午前のドルは146円半ばと、9カ月ぶり高値圏で底堅い動きが続いた。7月小売売上高が予想を上回った豪ドルが上昇し、対豪ドルで進んだドルと円の売りが交錯する形となった。
続きを読む »
〔マーケットアイ〕外為:ユーロ158円半ば、15年ぶり高値に再接近 9月利上げ確率5割ユーロが158円半ばまで切り返し、22日につけた15年ぶり高値の159円半ばに接近してきた。前日は、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁が、次回9月の理事会までに、インフレ指標に大きなサプライズがなければ、さらに金利を引き上げる可能性があると述べたことが買い手掛かりになったという。
続きを読む »
〔マーケットアイ〕外為:午前のドルは弱含み、米金利低下で買い失速午前のドルは朝方の146円半ばから前半へ弱含みとなった。米10年債利回りがアジア時間の取引で24日以来の低水準となる4.19%付近へ低下したことを受け、ドルは対円、対ユーロなどで小幅軟化した。
続きを読む »
〔マーケットアイ〕株式:寄り前の板状況、ヨシムラ・フード・HLDGが買い優勢 エービーシー・マートは売り優勢<08:22> 寄り前の板状況、ヨシムラ・ フード・HLDGが買い優勢 エービーシー・マートは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 ヨシムラ・フード・HLDG 30% 1,303 1,303 1,303 1,003 2 リテールパートナーズ 20% 1,749 1,749 1,749 1,461 3 カナデン 10% 1,455 1,454 1,455 1,321 4 システムサポート 6% 1,898...
続きを読む »