準決勝2試合が行われた。昨夏の甲子園に出場した富山商は、11-5で氷見を下して決勝進出を決めた。17安打と打線が爆発し、先発全員安打を達成すれば、先発のエース左腕、宝泉陸斗(3年)が4回まで5安打、
8三振で無失点に抑えた。宝泉は「久しぶりの投球でしたが、しっかり抑えようと思った。コースに決まれば打たれないし、バッターの分析もデータ班がやってくれています」と感謝した。
プロのスカウトも期待する、強打の大型三塁手、福田敦士(3年)が、投手デビューを果たした。188センチ、88キロの堂々とした体格で、遠投は95メートルと肩の強さもお墨付き。打席では2安打、3打点と活躍し、8-0とリードした5回から初登板した。最速135キロのストレートと変化球を低めに集めて打たせて取った。5、6回は守備のミスもあって5失点したが、7~9回は無安打、無失点に抑えた。「コントロールが定まらず、チームに迷惑をかけてしまった。緊張はしなかったが、力が入ってしまいました」と振り返った。 昨夏の甲子園では、初戦の鳥栖工に延長12回タイブレークの末、2―3で敗れたが、5打数3安打の成績を残した。「夢だった甲子園に出場できた。緊迫した場面も多かったが、いい経験になりました」と手応え。昨秋の県大会後には、監督に勧められて、投手としての練習を開始。この日は小学生以来の登板となったが「抑えた時は楽しいし、夏も投げたい。大谷翔平選手をイメージして、バッターとしても頑張りたいです」と意欲を見せる。新境地を切り開いて、2年連続の夏甲子園を目指す。(中田 康博)
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
【高校野球】日大三、早大学院を下すも指揮官はさらなる奮起に期待日大三は昨秋8強の早大学院に10―3(8回コールド)で勝利した。
続きを読む »
【高校野球】U―18日本代表の小倉監督が花咲徳栄・石塚裕惺、北照・高橋幸佑らセンバツ不出場組に熱視線U―18日本代表の小倉全由(まさよし)監督が6日、今秋ドラフト候補で花咲徳栄(埼玉)の石塚裕惺内野手、北照(北海道)の高橋幸佑投手らセンバツ不出場組に熱視線を送った。
続きを読む »
【高校野球】東京が二松学舎大付に2―1勝利で16強 エース永見光太郎、3安打1失点7Kの完投東京が二松学舎大付を2―1で下し、夏のシード権を獲得した。
続きを読む »
【高校野球】城西大城西、先頭打者・中村本塁打含め6得点 東京実下し次戦は国学院久我山と対戦城西大城西が東京実に6―1で勝利し、16強入りで夏のシード権を獲得した。
続きを読む »
【高校野球】火災報知器が作動して試合中断も“なんくるないさ” 武相・仲間球児朗が11回途中2失点で初戦突破0―0で延長タイブレークに突入した一戦は、武相が11回に3点を先取し、相洋の追い上げを1点差で振り切った。8回に球場内の火災報知器が作動し、試合が中断するハプニングがありながら、公式戦初先発の165
続きを読む »
【高校野球】火災報知器が作動して試合中断も“なんくるないさ” 武相・仲間球児朗が11回途中2失点で初戦突破 (2024年4月6日)◆春季神奈川県大会▽2回戦武相3―2相洋=延長11回タイブレーク(6日・サーティーフォー保土ケ谷)0―0で延長タイブレークに突入した一戦は、武相が11回に3点を先取し、相洋の追い上げを1点差で振り切っ...
続きを読む »