1回戦2試合と準々決勝1試合が行われた。釧路江南は、センバツ優勝の健大高崎(群馬)を基準に励んだ筋トレの成果を発揮し、13―1で大麻に8回コールド勝ち。楓川(もみじかわ)卓也監督(50)の長男・瑛太
捕手(2年)が、3安打1打点で打線をけん引した。地区は3試合で14得点、別海との代表決定戦では完封負け。眠っていた打線が円山で目覚めた。1点ビハインドの3回は2番・楓川の二塁打を皮切りに三塁打、単打、二塁打の4連打で逆転に成功。8回には1死満塁から6番・宍戸瑛太三塁手(2年)が走者一掃の3点適時三塁打を放つなど打者11人の猛攻で一挙6点を奪い、集中打で突き放した。
楓川監督は40歳で中学教諭から高校教諭となり、15年に釧路江南で初めて高校野球の監督になった。ウェートトレの知識が少なかった指揮官は「(過去に)健大高崎のベンチプレスのチーム平均が80キロというのを本で見て、筋力的には甲子園のレベルまでいけるのでは」と、全国屈指の強豪校を参考に基準数値を設定。2年前から本格的に体づくりに力を入れてきた。 成果は徐々に形となり、2、3年生の平均値はオフで80キロ近くまで上昇。第3打席で中堅フェンス直撃の適時打を放った楓川は、一冬でMAX95キロになり、体重も7キロ増え「詰まっても外野の頭を越える。新基準バットになっても飛距離は伸びた」と成長を口にし、長打2本を放ってみせた。
夏の甲子園に2度出場している古豪は、43年ぶりの4強入りを目指して強豪・東海大札幌と激突する。指揮官は「昨年準優勝のチームなので、ぶつかっていくだけ。(選手は)ワクワクしていると思います。チャレンジしていく気持ちでやっていきたい」。道東旋風はまだ終わらない。昨秋4強でセンバツ出場の別海に続き、全道の舞台で躍動する。(島山 知房)
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