8月7日に開幕する第106回全国高校野球選手権大会(17日間・甲子園)の一部日程で、暑さ対策として午前と夕方以降に試合を行う「2部制」が導入の方向で検討されていることが18日、スポーツ報知の取材で分
かった。同大会では年々深刻化する気温の上昇に伴い、選手たちの熱中症対策が急務になっている。まずは開幕日を含む3試合実施予定(3試合日)の3日間、試験的に行う案が、19日に行われる第2回大会運営委員会で討議されることになった。甲子園大会の取材を20年以上前から行っているが、近年の猛暑は過去にないほど、危険な状態にある。夢の舞台に立ちながら、熱中症で後遺症が残ってしまう選手が出ないことを、ただ祈るしかなかった。朝夕の「2部制」とすることは抜本的な解決策になる。「4試合日」が多数を占める日程の中、まずは「3試合日」の3日間での検討となるが、実現すれば意義は大きい。
確かに1枚のチケットで複数の試合を立て続けに観戦できる甲子園大会は、ファンにとって大きな楽しみだ。しかし、選手の健康以上に優先させる事柄など何一つ存在しない。吹奏楽部員などアルプスの応援部隊が熱中症で運ばれる光景を何度も見てきた。「2部制」は彼ら彼女らも守れる。 高校野球ばかり注目されてしまうが、「酷暑と高校スポーツ」は、実は各ジャンルにおける共通の問題だ。「攻守交代で休める野球はまだマシ」という声も聞く。影響力の強い甲子園大会が、本格的な対策に動くことの波及効果は大きい。スポーツに青春の情熱を燃やす若者たちの負担軽減へ、さらに知恵を絞っていきたい。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
履正社、来年度新設ラグビー部ヘッドコーチに作田敏哉氏 関東学院大在学時に全国V 甲子園常連校が花園めざす高校野球、高校サッカーの強豪校で知られる履正社(大阪・豊中市)は5日、来年度から新設するラグビー部を率いるヘッドコーチ(HC)に元大体大、法大コーチの作田敏哉氏(48)が就任したことを発表した。就任
続きを読む »
履正社、来年度新設ラグビー部ヘッドコーチに作田敏哉氏 関東学院大在学時に全国V 甲子園常連校が花園めざす(2024年4月5日)|BIGLOBEニュース高校野球、高校サッカーの強豪校で知られる履正社(大阪・豊中市)は5日、来年度から新設するラグビー部を率いる新ヘッドコーチ(HC)に元大体大、法大コーチの作田敏哉氏(48)が就…|BIGLOBEニュース
続きを読む »
【高校野球】能登半島の高校球児たちと心温まる交流、仙台育英・須江監督の「復興」への思い2022年夏の甲子園で東北勢初の全国制覇を果たした仙台育英(宮城)が3月27~29日、元日の能登半島地震で被災した石川・輪島、飯田の2校を同校グラウンドに招いて招待試合を行った。両校とも選手全員が集
続きを読む »
【高校野球】日体大荏原が注目投手・古川擁する日本学園下す 9回完投の吉田が決勝タイムリー日体大荏原が日本学園に1ー0で競り勝ち、2回戦へ進んだ。
続きを読む »
【高校野球】国学院久我山、7ー1で共栄学園下す 2年生左腕・内田が公式戦初完投(2024年4月1日)|BIGLOBEニュース春季東京大会1回戦国学院久我山7ー1共栄学園(1日、JPアセットスタジアム江戸川)春季東京都大会が1日に開幕し、8会場で1回戦が行われた。1次予選を勝ち上がった国学院久我山は…|BIGLOBEニュース
続きを読む »
【高校野球】国学院久我山、7ー1で共栄学園下す 2年生左腕・内田が公式戦初完投春季東京都大会が1日に開幕し、8会場で1回戦が行われた。1次予選を勝ち上がった国学院久我山は、昨夏甲子園に出場した共栄学園に7ー1で勝利した。2年生左腕の内田開音は、9回1失点の完投。勝利の瞬間はガ
続きを読む »