6地区で代表決定戦が行われた。2年ぶりの甲子園出場を目指す旭川志峯は、エース右腕・小笠原大翔(3年)が旭川龍谷打線を完封し、3―0で勝利。4年連続で北北海道大会に駒を進めた。
9回2死。飛球がショートのグラブに収まると、旭川志峯・小笠原はポンッとグラブを叩いた。30度を超える気温の中、6安打106球で完封勝利を成し遂げ「疲れは感じていない。勝たせる投球ができてよかった」と汗を拭った。
奪三振はわずかに2。最速142キロを誇る直球とスライダーを軸に凡打の山を築いた。最後までスコアボードに0を並べ、山本博幸監督(44)は「去年は怖さを知らない。今年は全部背負って投げなきゃいけないところでいうと、きょうはすごかった」と絶賛した。 エースの性格を指揮官は「真面目。(OBで現ヤクルトの)沼田翔平に近い感じ」と表現する。その性格故、昨年まではピンチの場面で考えすぎることが多かったが、「心と体をコントロールできるようになった」と小笠原。8回1死二塁では相手の3番を直球で空振り三振。続く4番も遊ゴロに打ち取り、冷静なマウンドさばきで最少リードを守り抜いた。 背番号1で初めて臨む北大会。旭川大高時代も含めた伝統校のエースナンバーを背負う右腕は「プレッシャーはあるけど、(北大会は)全部投げるつもり」。ポーカーフェースのエースが、現校名で初の聖地に導く。(島山 知房)
〇…旭川実は旭川明成に6-3。最速151キロ右腕・田中稜真(3年)が本塁打2本を浴びながらも9回3失点、13奪三振で完投した。6球団のスカウトが視察する中、プロのスピードガンでは149キロをマーク。制球に苦しむ場面もあったが、初戦に続き無四球でまとめ「少し良くなった部分」とうなずいた。自身2度目の北大会に向け「大会を通じて成長していければ甲子園が見えてくる」と意気込んだ。
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