山形決勝で鶴岡東が東北文教大山形城北に11―1で大勝。2年ぶり8度目の全国高校野球選手権(8月7日から17日間、甲子園)出場を決めた。先発した2年生左腕の杉浦朔が、8回2/3を投げて5安打1失点の好
投。打線は先発全員の16安打でそつなく得点を重ね、投打で圧倒した。レギュラー陣だけでなく控え組を含めた3年生全員の力で頂点をつかみ、佐藤俊監督(52)との“約束”に応えた。
たくましさを増した2年生左腕が試合をつくった。エース桜井椿稀(3年)より多い今大会3戦目の先発となった杉浦は、初回に失策絡みで1失点も「球が浮いていたので、ブルペンで低めを意識した」と修正。2回以降は無失点に抑えた。今春に初めてベンチ入り。数多くの経験を積んだことで「(決勝でも)自分の投球ができたと思う」と胸を張った。打撃では5回無死満塁。今春から通算19打席目で公式戦初安打となる中前適時打を放った。「自分でもビックリしました」と話した杉浦に、指揮官も「あんな細い体で、バテてたと思う。頑張りました。(安打は)あれが一番盛り上がりましたね」と笑った。 控えの3年生たちも誇りを持って、チームのために汗を流した。前日に雨が降れば集合時間よりも早く来てグラウンドを整備するなど、裏方の仕事はすべて引き受けた。小林優星主将(3年)は「自分たちが何でもやるから、勝ってくれと言われました」と明かした。指揮官の「人生にはレギュラーも補欠もない」という考えの下、それぞれの立場で全力を尽くした。
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